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投稿者 : webmaster 投稿日時: 2016-12-22 18:04:23 (1133 ヒット)

✣ 異邦人のクリスマス ✣

    新約聖書によると、世界で最初のクリスマスをお祝いしたのは、マリアとヨセフ、貧しい羊飼いたち、そして東方の博士たちでした。博士たちのことは、【占星術の学者たち】(マタイ2:1)と紹介されています。彼らはユダヤの民(選民)ではありません。異邦人(ペルシャ人の祭司・偶像礼拝者)です。彼らは、哲学、薬学、宇宙科学に精通する当時のスペシャリストで、マギ(学者)と呼ばれ、人々から尊敬されていました。
    彼らがベツレヘムの家畜小屋で“幼子イエスさま”にお会いしたとき、宝の箱から高価な品物を三つ献げたので、「三人の博士」というのが通説になりました。
    「三人の博士」は、東の国で偶像の神々を拝み、星占いをしていました。ユダヤの民からみればとんでもない人々です。ところが、そんな彼らも“救い主(メシア)の到来”を待望していたのです。輝く星に導かれてユダヤ地方へ来た彼らは、宮殿を訪ねヘロデ王と謁見します。
    そのとき、ユダヤの宗教指導者たちが「救い主はベツレヘムに生まれると預言者が書いている」と、自慢げに知識を披露しました。
    しかし宗教家は捜さない。無関心でした。
    一方、異邦人である「三人の博士」は“救い主”を熱心に捜し求め、飼い葉桶に眠る“幼子”を見つけます。こうして、異邦人も最初のクリスマスの光に包まれたのです。

●12月25日 クリスマス礼拝 週報巻頭言  牧師  山田 幸男


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2016-12-15 19:30:38 (952 ヒット)

✣ 共に生きるとは ✣

    社会運動家であり、キリスト教の伝道者として有名な賀川豊彦(1888-1960年)の言葉です。『クリスマスの精神を最も面白く、有効に象徴するのはサンタクロースである。その伝説はクリスマスの大切な意味を三つの観点から告げている…』。
    賀川豊彦がいう『クリスマスとサンタクロース』の関係を要約してみました。

1)教育の観点
…1年で最も闇の深い冬至の頃、サンタクロースは来る。その意味は『闇を破る光』。すべての人を照らす光が来ることを、サンタクロースは子どもたちに教えている。

2)奉仕の観点
…サンタクロースは、そりに乗り、プレゼントを携えて、遠い地にいる子どもたちを訪ねる。子どもたちは『無条件の恵み』を受けて喜ぶ。奉仕の原点は喜びである。

3)苦難突破の観点
…人は、わがままな思いを十字架にかけて、意識的に『神の子となる心』を持つとき、神の無償の愛が「有限なる人」に宿る。こうしてサンタクロースの伝説が継承される。それは新しい世界への招き。

    賀川は、これを知らずに過ごすなら、そんなクリスマスは一種の戯言(たわごと)に過ぎないと記していました。
    聖書は終始一貫、『この人(イエス・キリスト)を見よ』と語ります。キリストが何千回ベツレヘムに生まれても、あなたの心に生まれなければ無意味です。心に光を灯しましょう。

●12月18日 週報巻頭言  牧師  山田 幸男 


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2016-12-08 18:06:04 (1052 ヒット)

✣ 強いられた恩寵 ✣

    イエスさまは、すべての人を「罪」の縄目から解き放つために、二千年昔、ベツレヘムの家畜小屋にお生まれになりました。大工ヨセフと少女マリアが地上での父親と母親になりました。しかし、二人にとって、この出来事は素直に喜べない『強いられた恩寵』でした。
    マリアは結婚する前にヨセフの知らないところで胎に子を宿します。当世流行の「できちゃった結婚」の感覚なら、あたり前のことかもしれません。しかし、二千年昔のユダヤの社会は現代とは違うのです。正式な結婚以外の性的関係は「姦淫罪」です。神の秩序を乱す「大罪」として、死刑(石打ち刑)にされました。当時は神の律法(戒め)によって、精神的にも肉体的にも“愛の尊厳”が大切にされていたからです。そのためヨセフの悩みは深刻でした。彼はマリアとの結婚の解消を考えていました。
    ところが、ある夜、夢に天使が現われて、“愛の尊厳”の意味を啓示します。眠りから覚めると、ヨセフは態度を一転してマリアを妻に迎えます。ヨセフは大切なことに気づいたのです。
    私たちは、今、イエスの時代よりも飛躍的に進歩した時代を生きています。知識は増し、生活レベルは高くなりました。でも、私たちの“愛”は増しているか “愛”のレベルは高くなっているか? クリスマスはあなたの“愛の尊厳”を回復するときです。

●12月11日 週報巻頭言  牧師  山田 幸男


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2016-12-01 22:03:27 (999 ヒット)

✣ 大きな喜び ✣

    マタイ福音書の冒頭の「イエス・キリストの系図」には、馴染みの薄いカタカナ名が羅列されています。聖書を読む人は、この「系図」に躓きます。そもそもマタイ福音書は、イエスさまが『救い主(キリスト)』であることをユダヤ人へ伝えるために記された書物です。ユダヤには、救い主はダビデの子孫から誕生するとの預言がありました。
    著者マタイは、イエスさまが預言された『救い主』であることを証明するために「系図」を最初に記しました。「系図」はイエスさまがダビデの子孫であるだけでなく、イスラエル(ユダヤ人)の始祖アブラハムに至ることを示しています。『救い主』を待ち望む人々に、旧約聖書と新約聖書が堅く結ばれていることを知らせたのです。
    更に、「系図」は当時の人々が越えられなかった「壁」を粉砕し、すべての人に与えられる『大きな喜び(福音)』を伝えています。

1)選民(神の民)と異邦人の壁を壊す
…系図に異邦人の名があります。選民も異邦人も、神に従う者を神は祝福します。神は差別しない。差別の壁は「人の心」にあるのです。

2)男と女の壁を壊す
…4人の女性の名があります。神の愛は「男尊女卑」の壁を砕く。男も女も、神には「大切な器(存在)」です。

3)義人と罪人の壁を壊す
…神の救いの目的は、義人を招くことではなく、罪深い者を招き、「新生・聖化」することです。

●12月4日 週報巻頭言  牧師  山田 幸男


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2016-11-24 19:29:19 (991 ヒット)

✣ 輝く時が来るまで ✣

    きょうから待降節(アドベント)に入ります。待降節第一週は「世界バプテスト祈祷週間」です。日本国内のみならず、世界中のバプテスト教会の女性会が中心となり、世界伝道のために祈り、献金をささげるときです(期間は11月最終日曜日から12月最初の日曜日まで)。この運動は19世紀後半に、中国伝道のために生涯をささげた米国南部バプテストの女性宣教師ロティ―・ムーンに由来します。彼女の伝道への情熱は、「世界バプテスト祈祷週間」に今も息づいています。日本バプテスト連盟は、かつて、南部バプテストからの多大な支援を得て全国への伝道を推進しました。私たちの教会も、その支援を受けて、この地に伝道の基礎(土地と最初の会堂)を据えました。
    大きな支援を受けた私たちは、【受けるよりは与える方が幸いである】(使徒20:35)を心に刻み、この待降節に伝道の情熱を再び燃え立たせたいのです。以下の三点に注目して、伝道スピリットを熱くしましょう。

1)視野を広げる 〜 世界(外)に目を向ける。関心を持つ。知らなかったことを知る。

2)他者のために祈る 〜 自分のことだけでなく、厳しい状況にある人々をとりなす。

3)愛をあらわす 〜 主イエスは【神と人とを愛せよ】と教えました。

●11月27日 週報巻頭言  牧師  山田 幸男


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