【主を覚えてあなたの道を歩け】
「主イエスは、全世界で今も生きて働いておられる。」このことを確かなこととして知ることができるのは、世界各地に遣わされた働き人が、それぞれの地に起こっているキリストの出来事を分かち合ってくださるからです。世界伝道の恵みです。
今年度、連盟(JBC)とシンガポール国際日本語教会(IJCS)とのアジア宣教協働プロジェクトがスタートし、IJCSの伊藤世里江牧師がアジアミッションコーディネーターとして立てられました。と言っても、これは牧師単独の働きではなく、JBCと教会(IJCS)のパートナーシップで行われるものです。教会員30数名、教会員の国籍は複数、しかも入れ替わりの激しい小さな群れです。何をどうすればよいのか、本当にできるのか、不安もあったことでしょう。
●9月29日週報巻頭言 村上千代
『われもし死ぬべくば死ぬべし』
エステル記のお話から三つのことを学ぶことができます。
一つ目はモルデガイの神への信仰です。そこには「神の御約束」と「神の摂理」への信仰が現わされています。
この神の御約束とは、神は選びの民を必ず守り、助け、救われることです。そして、エステル記の中心テーマになるのが神の摂理であり、神はご自身のみわざを進めるために摂理の道具としての器を用いられるということです。「この時のためにこそ、あなたは王妃の位にまで達したのではないか」のモルデガイの言葉の中に「摂理信仰」がはっきりとあらわされています。
二つ目の学びはエステルの神への全き信頼です。「このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります」というこの言葉に象徴されています。
三つ目の学びは選びの民のとりなしの祈りについてです。「このために死ななければならないのでしたら」と死をも御手にゆだね、エステルは王の前に出るためにスサのすべてのユダヤ人にとりなしの祈りを依頼しました。
これによって、神の前の働き手はモルデガイやエステルと言った特定の器だけでなく、すべてのユダヤ人が器として用いられたのです。
●9月22日週報巻頭言 前野 一郎
『少年少女育成において 私たちがめざすもの』
私たちは、少年少女が信仰と生活を一体化し、神を愛することと人を愛すること
が調和しているキリスト者になって欲しいと願っています。一人一人の生活の場
で、教会に基盤を置きながら、みことばにとらえられ、キリストから与えられた
使命に応えて、心を尽くして世に仕える、そのようなキリスト者へと育まれて行く
ことこそ、私たちの目指すところです。
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具体的ないのちの現場で、精一杯仕えているキリスト者の生き様やその働きに出
会い、そこからさらに、彼・彼女たちをそのような生き方に突き動かしている原
体験や人との出会い、そして、みことば・イエス・キリスト・教会と出会って、少
年少女が、自分の信仰の生き生きとした実感を深め、イエス・キリストに賭けて
生きて欲しいと願っています。
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少年少女が真に育っていく場は、「教会」です。そこには、礼拝があり、祈りがあり、交わりがあります。その豊かさの中でこそ、少年少女は育って行きます。
●日本バプテスト連盟・青少年専門委員 *『少年少女・隣人に出会う旅』
パンフレットより抜粋
2013年9月15日週報巻頭言
本日は礼拝の中で3人の青年が、それぞれ、「韓国」「岩手・宮城」「ルワンダ」を訪問しての証しをしてくださいました。神様からのすばらしいメッセージをいただきました。特別の祝福が青年たちの上にありますようにと祈ります。
『赦されても赦さない人がいます。愛されても愛さない人がいます。』
イエス様はたとえ話によって、福音の真理の数々を教えてくださいました。
たとえ話に込められたメッセージを正確に聞き出すために、二つの原則があり
ます。一つは、たとえ話の直前を見ることです。それによって、たとえ話のテーマが
わかります。
二つは、たとえ話には、普通でないことが出てきます。そこにメッセージのポイント、
話のつぼ、があります。今日のたとえ話は有名です。
まず、直前を見ましょう。21−23節です。憎き姉妹兄弟を無限に赦す。できるわ
けがありませんね。どうしたらできるのか。これがテーマになって、たと
え話が展開されているのです。
たとえ話に入って、普通でないポイントを探します。
1)6000億円の借金。古代の世界。貸す人も借りる人もいないでしょう。
2)きれいに赦す。あり得ないですね。
3)未来永劫に返済不能を赦された人がその足で、100万円の貸しのある友を
探しだして、投獄する。
どんなメッセージが聞こえてきますか?
●8月9日週報巻頭言 岸 義紘