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新しい年2024年の歩みがスタートしましたが、元日の午後に石川県の能登半島北部を震源地とする大地震が発生、また翌2日には羽田空港で航空機同士の衝突事故が起きるなど、今年は年明け早々から波乱の幕開けとなりました。とくに、地震の被害にあわれた皆さまが、一日も早く平穏な日常生活を取り戻す日が来るようお祈りいたします。
本日の聖書であるルカ福音書の4章では、イエスが荒野での誘惑を退けた後、故郷のナザレで、安息日にユダヤの会堂を訪れた時のことが書かれています。イエスはこの会堂で巻物になっていたイザヤ書を朗読されました。イザヤ書61章の冒頭に書かれている聖書の言葉は次の通りです。「主はわたしに油を注ぎ、主なる神の霊がわたしをとらえた。わたしを遣わして貧しい人に良い知らせを伝えさせるために…」
主が恵みをお与えになる年、嘆いている人を主は慰められると、イザヤは預言するのです。「この聖書の言葉は、今日あなたがたが耳にしたとき、実現した!」イエスのこの説教を耳にしたとき、ナザレの人々はみな驚きました。子どものころから知っているイエスからは想像もできなかった説教だったためです。本日はこの箇所から新年のみ言葉を聞きます。
●1月7日 主日礼拝 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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クリスマス・イブの日と重なった先週の日曜日は、多くの方とともに主日礼拝、ならびにクリスマス・イブ礼拝をささげることができました。主日礼拝のあと会堂で祝会がおこなわれ、各クラスによるパフォーマンス(演奏や演技など)が披露されました。それぞれに持ち味を十分に発揮する内容で、神の御子のご誕生を教会全体でお祝いすることができたことを神さまに感謝したいと思います。
本日の聖書では、イエス誕生の日から40日後に、両親が幼子を連れてエルサレムに上った時の出来事が書き記されています。
神殿で礼拝するために境内に入った親子を見て、シメオンという人が近づき、幼子を抱きかかえて「主よ、今こそあなたは、お言葉どおりこの僕を安らかに去らせてくださいます」との歓喜の声を上げたというのです。この人は「メシアを見るまでは死なない」というお告げを聖霊から受けていた人でした。おそらく、シメオンはかなり高齢であっただろうと思われます。しかも、この人は新約聖書のなかで、ここだけにしか登場しない、ルカ福音書のクリスマス物語にだけ登場する人物です。本日はこのシメオンの言動に焦点を当てながら、そこから響いてくるメッセージに耳を傾けます。
●12月31日 主日礼拝 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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●12月24日 クリスマス・イブ燭火礼拝 牧師 木村 一充
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今年も残すところあと1週間となりました。この1年を振りかえって、新聞やテレビなどの報道関係者にとっての最大のニュースは、イスラエルによるガザ地区の空爆に示されるパレスチナ紛争、中東における戦争であったといいます。一方、2022年の2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻にともなう戦争も、丸2年が経とうとする今なおにらみ合いが続いており、収束の見通しが立たない状況です。
イエス・キリストの生誕の地として知られるパレスチナ自治区(ヨルダン川西岸地区)のベツレヘムでは、今年のクリスマス行事が中止になりました。ガザ地区へのイスラエル軍の侵攻が続き、民間人の犠牲が増え続けていることが背景にあります。人々の目に触れる展示物も「悲しみの展示」に様変わりしているというのです。
そのような中で、わたしたちは今年のクリスマスの礼拝をささげます。来るべき日に、イザヤはエルサレムが平和の拠点になることを預言します。世界の救い主としてお生まれになった方は、イザヤによれば「ダビデの王国に権威は増し、平和は絶えることがない」と預言される「平和の君」です。キリストを平和の君として迎えるとは具体的にどうすることなのか、それを聖書から聞きます。
●12月24日 クリスマス礼拝 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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マタイによる福音書1章には、3つの段階から成るイエス・キリストの系図が書き記されています。それによると、第1ステージはアブラハムからダビデまでの14代、第2ステージがダビデの子ソロモンからバビロン捕囚までの14代、そして最後の第3ステージが、バビロン捕囚後からマリアの夫ヨセフまでの14代であると報告されています。
第1ステージであるアブラハムの時代からダビデの時代までの期間が少なくとも1000年程度あると見られるのに対し、第2ステージの期間は400年程度であり(ダビデからバビロン捕囚までの期間)、その間の世代数、つまり後継ぎの人数が同じというのはいかにも不自然です。実はこの14という数字には、マタイの特別な意図が反映されているのです。
ところで、この系図の中には4人の女性の名前が書き記されています。通常ユダヤの系図に女性の名前が記入されることはありません(ルカ3章を参照)。なぜマタイは4人を入れたのでしょうか。本日は、この女性たちに光を当てながら、イエス・キリストの系図に込められている意味を探りつつ、クリスマスのメッセージに耳を傾けたいと思います。
●12月17日 大人と子どものアドベント合同礼拝 週報巻頭言 牧師 木村 一充