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投稿者 : webmaster 投稿日時: 2020-03-21 15:09:17 (691 ヒット)

✣ 十字架へと向かうイエス ✣

    先日、福岡市での仕事があった際に、別件で北九州市にある東八幡キリスト教会を訪問した。その日、教会でNさんの納骨式が予定されていた。牧師から、一緒に祈りを合わせてもらえたら、と声をかけられ、参列させていただいた。Nさんはホームレスから自立した方で、式は、牧師と、これまで彼に寄り添ってきたNPO法人抱樸館の方々、教会員と幼い子どもたち、総勢10名くらいで行われた。賛美歌を歌い、Nさんと出会った時のこと、彼の人となり、かかわる中で嬉しかったこと、苦労したこと、子どもたちをかわいがってくださったこと、等、それぞれが思い出を語り、牧師が祈りをささげて納骨した。
    Nさんは教会員ではない。しかし納骨室には、教会員だった方の他に、これまで路上で出会ってきた身寄りのない方の写真がびっしりと並んでいる。無縁社会の中で置き去りにされたNさんが、人生の終わりの時を、多くの人たちのかかわりの中で生きられ、教会が彼の最期を引き受け、今は、神が彼のいのちを引き受けてくださっている。「わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない」(ヨハネ14:18)。十字架への道を歩まれたイエス・キリストの約束の言葉が受肉した姿に、十字架と復活の恵みを感謝しつつ、主に従う自らのあり方が問われている。

●3月22日 週報巻頭言  牧師  村上 千代


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2020-03-14 17:01:22 (704 ヒット)

✣ キリストに結ばれて ✣

    東日本大震災から9年が過ぎました。
    昨年の9月、村上先生と教会員4人で仙台に行って来ました。仙台キリスト教会の小河牧師と教会員の方が、津波に襲われて教師や生徒が74名も亡くなった大川小学校や、三陸海岸に連れて行ってくださいました。
    土手を高くしたり、まだまだ復興の途中でした。住宅制限があったり、まだ仮設住宅から出られない方々もいました。行方不明の家族を探している方もいました。そして津波で辛うじて助かった方々が、ボランティアで当時のことを「語り部」として伝えていました。生き残った者として語らなければならないという使命をもち、震災を風化させず、命の大切さ、また、教訓になったことを伝えていました。東京から来た若者たちが熱心に耳を傾けていました。「被災地」には、そこを離れなければならなくなった方々、そこにとどまって頑張っていらっしゃる方々、心を痛めていらっしゃる方々がいました。まだまだいろいろな援助が必要だと思いました。テレビのニュース等で見た所が目の前に現れ、改めて津波の恐ろしさが伝わりました。
    日々の忙しさに紛れ、自分の周りのことにしか目が向けられなかったことを恥ずかしく思いました。隣人に関心を持ちつつ、出会いを通し、神様への祈りを通して、証しの生き方をしたいと思っています。

●3月15日 週報巻頭言  教会員  S.T.


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2020-03-07 21:07:07 (656 ヒット)

✣ 東日本大震災から9年 ✣

    「目を上げ、わたしたちは山々を仰ぐ。/わたしたちの助けはどこから来るのか。/わたしたちの助けは来る、天地を造られた主のもとから。/主よ、わたしたちの主よ、あなたの御名は、いかに力強く、全地に満ちていることでしょう。」
    「2020年3月11日 東日本大震災から9年を数えての祈り」(東日本大震災現地支援委員会)は、上記の言葉から始まっている。「被災地」の方々にとって、大地震、大津波、原発事故の恐怖は忘れることができず、いまだ原発事故の現実に曝されている不安を拭い去ることはできない。しかし、そのような日々の中でも、人々は何とか前に進もうとしている。そして、教会は、主のもとから来る助けを信じて、悲しみや苦しみの中にある方々と励まし合いたいと願っている。2020年1月現在、震災関連で亡くなられた方は、1万5,899人、行方不明の方は、2,529人、現在避難している方は、4万8,181人、そして避難者の内、3万1,022人は福島県から県外への避難者だという(福島県HPより)。
    昨年9月、宮城県内の「被災地」を数年振りに訪ね、災害に遭われた人々や「被災地」を忘れないよう、祈っていきたいと改めて思わされた。だが人間は弱い者で、忘れてしまう。だから、3・11という記念の日が大切なのだ。神のゆるしと助けを願い、3・11を覚えて、共に祈りを合わせたい。

●3月8日 週報巻頭言  牧師  村上 千代


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2020-02-29 13:48:52 (888 ヒット)

✣ 新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大を受けて ✣

    新型コロナウィルスの感染者が確認されて以来、毎日マスコミを通して感染拡大が大きく報じられています。情報過多は人々の不安を増大します。過剰に反応しないようにと思っています。2月19日付日本バプテスト連盟からの表題の文書には、「…決して過剰に反応するのでなく、正しい情報と冷静な判断をすることが大切です。なによりも、感染者や咳などの症状のある人、あるいは外国から来ている方に対する配慮に欠けた対応が起こらないよう、細心の注意を図りたいものです」とあります。本当にその通りです。差別や偏見、排除につながることのないようにしたいものです。
    教会は不特定多数の人々が集う場所ですので、教会内の衛生管理には十分に気をつける責任があります。今わたしたちがなすべきことは、各自が衛生管理を心がけ、教会としてできる限りの対応をすることです。そして感染者やその周りの方々の苦しみをおぼえ、闘病中の方々の回復を願い、感染拡大が一刻も早く収束することを祈ることではないかと思うのです。この時、わたしたちは集団パニックに陥らないように、静まって、礼拝に集うことも自分の健康状態を見ながら判断し、日常生活を続けましょう。

●3月1日 週報巻頭言  牧師  村上 千代 


投稿者 : webmaster 投稿日時: 2020-02-22 12:31:32 (691 ヒット)

✣ 後で、分かるようになる ✣

    長い人生の中で、私たちは様々な出来事を経験します。今年「喜寿」を迎えた私。キリスト教的「完全数の7」が二つも重なる77歳というこの年、どんな喜びに出会えるのかなと密かに期待していたのです。やっぱり、つい先日、それがやってきました。
    約50年前、辛いことがあり、しばらくの間、「なぜ?」、「どうして?」という思いが、胸の奥底にありました。ところが、ずっと後に、クリスチャンになって、礼拝に連なる中で、一つの「御言葉」を教えていただきました。それを聞いた途端、「あー、そうだったのか。神様が関わっておられたのだ」と知り、心からの喜びに変わったのでした。
    そして77歳になったつい先日、教会も、牧師先生も、「御言葉」さえも違っているのに、あの同じ出来事の「なぜ?」に対し、更に深い深い納得を得ることができたのです。そこには、弱い私たちに何度でも語りかけ、支えて下さる、神様の愛がありました 。
    イエス様が十字架にかけられる前に、弟子たちの足を洗われ、「わたしのしていることは、今あなたには分かるまいが、後で、分かるようになる」(ヨハネ13:7)と言われたとおりでした。いつまでも、イエス様の光の中を歩んでゆきたいと思います。

●2月23日 週報巻頭言  教会員  M.S.


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