メッセージ : 明日に架ける橋
【明日に架ける橋】
今やヤコブは孤独な流浪者です。後悔の念に責め立てられ、展望がみえない不安の中に、毎夜、身を横たえています。
その日も、さすらう中に日が暮れました。今夜も心細い野宿です。彼は適当な石を見つけて枕にしました。堅く冷たい石の枕。それは殺伐とした心中、恐々とした心中を象徴しているかのようです。「祝福にこだわった結果が、この冷たく堅い石の枕なのか。」ヤコブは横たわって泣いたにちがいありません。
しかし、ヤコブはその夜夢をみます。主がヤコブに夢を与えられたのです。地と天とに梯子(はしご)が掛けられている夢でした。夢はこの夜、未来の約束を告げました。「石の枕」という心細い現実と未来の約束との間に、主は橋を架けられたのでした。
不安でみじめな現実。生きる意味を見失いそうになる、そんな心許ない人間の枕もとに、神さまは梯子をおろし、未来の希望と私たちを結んでくださるのです。
避難所の人々の枕元に、避難中の人々の枕元に、希望の梯子が掛けられますように、未来への橋が架けられますようにと祈り続けていきましょう。
●7月24日週報巻頭言 吉高 叶
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