メッセージ : 明日に架ける橋
【明日に架ける橋】
今やヤコブは孤独な流浪者です。後悔の念に責め立てられ、展望がみえない不安の中に、毎夜、身を横たえています。
その日も、さすらう中に日が暮れました。今夜も心細い野宿です。彼は適当な石を見つけて枕にしました。堅く冷たい石の枕。それは殺伐とした心中、恐々とした心中を象徴しているかのようです。「祝福にこだわった結果が、この冷たく堅い石の枕なのか。」ヤコブは横たわって泣いたにちがいありません。
しかし、ヤコブはその夜夢をみます。主がヤコブに夢を与えられたのです。地と天とに梯子(はしご)が掛けられている夢でした。夢はこの夜、未来の約束を告げました。「石の枕」という心細い現実と未来の約束との間に、主は橋を架けられたのでした。
不安でみじめな現実。生きる意味を見失いそうになる、そんな心許ない人間の枕もとに、神さまは梯子をおろし、未来の希望と私たちを結んでくださるのです。
避難所の人々の枕元に、避難中の人々の枕元に、希望の梯子が掛けられますように、未来への橋が架けられますようにと祈り続けていきましょう。
●7月24日週報巻頭言 吉高 叶
- 2024年 4月21日 主日礼拝 (2024-04-20 15:38:04)
- 2024年 4月14日 主日礼拝 (2024-04-14 15:39:55)
- 2024年 4月 7日 主日礼拝 (2024-04-07 18:05:14)
- 2024年 3月31日 イースター礼拝 (2024-03-31 16:41:33)
- 2024年 3月24日 棕櫚の主日礼拝 (2024-03-24 16:06:51)
- 2024年 3月17日 主日礼拝 (2024-03-17 18:49:48)
- 2024年 3月10日 主日礼拝 (2024-03-09 05:52:25)
- 2024年 3月 3日 主日礼拝 (2024-03-03 16:44:27)
- 2024年 2月25日 主日礼拝 (2024-02-25 15:47:07)
- 2024年 2月18日 伝道開始記念礼拝 (2024-02-18 16:13:04)