メッセージ : 出発する人生への出発
【出発する人生への出発】
聖書は私たちに一つの生き方を迫ってきます。それは「断念」することと「出発」することです。自分の喜び、自分のやり方、自分の計画、そうしたものを断念しつつ、神さまの業や隣人の喜びに向かって出発する、そんな生き方です。
聖書の登場人物のすべての人々が、この断念と出発を人生に経験しています。断念することを通して祝福を受け、出発することを通して恩寵を身に受けているのです。
創世記12章からは族長物語といって11章までのいわゆる人類全体を根源的に扱う記述とうって変わって、神の呼びかけを聞いて出発したアブラムという人物にフォーカスがあてられていきます。アブラムの出発は、いわゆる故郷に錦を飾る立志伝でもなければ、次のステージに移る門出でもありません。目的や目標を定めて立ち上がる出発ではなく、神さまと生きる、信じて生きる、という「生き方の変換」のことです。結果、何か偉業を成したかというとそうでもありません。ただ神さまを神さまとし、自分をそのしもべとして生きたということです。彼は出発する人生の出発者です。
●6月19日週報巻頭言 吉高 叶
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