メッセージ : 息を受ける。息を交わす。
【息を受ける。息を交わす。】
神は人(アダム)を土(アダマー)からつくられたと聖書は記します。たしかに私たち人間の肉体は、科学的に分析するならば、ナトリウムやカルシウムや水などの原物質の組み合わせということになり、その意味では土に等しいものです。
しかし、本当の人間理解はそこからです。「そこから」が無いと、一つの「型」を持った哺乳類の一種ということで終わってしまいます。神はこの「土」に命の息(霊)を吹き込みます。神の息が人を人たらしめています。ですから、人を人たらしめる神の息を憶え、受けとめて生きようとするところにこそ、真に人間的な生き方があると言えます。
肉体的にはもろい私たち。けれど、決して型にはめられて大量生産された製品ではなく、一人ひとりが個別の身体の中に、「わたし」としての存在性と愛と祝福を吹き込まれた無二の命なのです。
それゆえに、人間は唯物的にではなく霊的に生きるべきです。個別的にではなく交わりの中に生きるべきです。人と人とが、互いの息を酌み交わし、平安な息のために支え合って生きること。ここに人間らしいもう一つの姿があります。
●5月8日週報巻頭言より 聖書テキスト創世記2:7,18-25 吉高 叶
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