イエス・キリストの母マリアはどのような女性だったのでしょうか。彼女の出身地であるナザレは、旧約聖書に一度も名前が登場しない村です。エルサレムのような都会ではなく、人里離れた寂しい村であったと思われます。イエスの時代のパレスチナは、人口のほぼ90パーセントが農業に従事していました。マリアも、おそらく農家に生まれたのではないかと思われます。
そのような彼女に、天使ガブリエルが現れ、神の御子をその胎に宿したことを告げられます。マリアにとっては、まさしく「青天の霹靂」であったことでしょう。
しかし、彼女は最後に天使に答えます。「わたしは主のはしためです。お言葉通りこの身になりますように」すなわち、マリアは神の言葉に従う女性でした。
本日の箇所は、そのマリアがエリサベトと出会い、彼女から祝福の言葉を聞いた時に口をついて出て来た賛歌が記されているところです。「わたしの魂は主をあがめ、」で始まるこのマリアの賛歌は、マグニフィカ―ト(ラテン語)と呼ばれます。アドベント第3週のこの朝、このマリアの賛歌から神の言葉を分かち合いたいと思います。
●12月15日 大人と子どものアドベント合同礼拝 週報巻頭言 牧師 木村一充
What kind of woman was Mary, the mother of Jesus Christ? Her birthplace, Nazareth, is a village whose name is never mentioned in the Old Testament. It was probably a lonely village far from the cities like Jerusalem. In Palestine at the time of Jesus, almost 90 percent of the population was engaged in agriculture. Mary was probably born into a farming family.
Then the angel Gabriel appears to her and tells her that she is carrying the Son of God in her womb. For Mary, this must have been “a bolt from the blue.”
But she finally answers the angel. “I am the Lord's servant. May your word to me be fulfilled.” In other words, Mary was a woman after God's own words.”
Today's passage describes the hymn that Mary uttered when she met Elisabeth and heard her words of blessing. This hymn of Mary is called the Magnificat (Latin), The Canticle of Mary (English), which begins, “Praise the Lord, my soul. On this morning of the third week of Advent, I would like to share with you the word of God from this hymn of Mary.
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