メッセージ : ささやかな流れをこそ
【ささやかな流れをこそ】
重病に苦しむ敵国の将軍ナアマンが、藁にもすがる思いでイスラエルの預言者エリシャのところにやってきます。国を超え、宗教を超えてやってくるのです。すごい真剣さ、すごい潔さです。でもエリシャがナアマンに告げたのは、「ヨルダン川に7回身を浸せ」ということでした。ナアマンは激怒してしまいます。ヨルダン川が自国の川に比べて、大きさにおいても清らかさにおいても、見るからに劣っていたからでした。難行・苦行を覚悟して来たナアマンにとって、それは逆に侮辱にうつったのでした。
このような怒りは“人間が神を神秘的で劇的な出来事の中に見いだそうとする”心理を映しています。人間はそういう所に神をはめ込み、難行に挑もうとするのです。
しかし、神の業は、なんでもない小さな事柄を通して私たちに働きかけるのです。問題はアラムの川でもヨルダン川でもありません。神が生きて働いてくださることに信を置くとき、神の御心と業は川のように流れるのです。ささやかな日常に流れる神の愛を見落とさないで生きていきたいと思います。
2月6日週報巻頭言 ●吉高 叶
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