✣ バベルの塔と世の混乱 ✣
箱舟によって洪水の危機を免れたノア。その後、三人の息子セム、ハム、ヤフェトが系図を受け継ぎます。アダムからノアまでが10代、ノアの息子セムからアブラム(アブラハム)までが10代です。
こうして、創世記の原初史(1-11章の創世神話)は、イスラエルの民が「信仰の父」と仰ぐ族長アブラハムの生涯へ至ります。
族長アブラハムを目指す系図の途中で起きた重大なエピソードを【バベルの塔】の物語が伝えます。この物語は、天地の創造主(神:ヤハウエ)と共に歩むイスラエルの民にとって、彼ら自身の「立ち位置」を諭す“信仰の物語”です。
かつて人々は【…同じ言葉を使って、同じように話していた】(創世記11:1)。
ところが、優れた技術や知恵を手にした人々は、自ら神のようになろうとして、天をめざし、大きな塔を建て始めた。このとき、神は人々の言語を乱し、意志の疎通が出来ないようにして人々を散らし、愚かな行為を止めさせた、というのです。
【バベルの塔】物語は神の民が抱く疑問に答えます。一つは、神の民とは違う文化圏の人々がいて、違う言葉を話す謎。もう一つは、古代中東に実在したジグラット(高塔神殿)の謎とその顛末。かつて、人々が【神の門(バベル)】と呼んだ場所から、世界の【混乱(バラル)】が始まったという教訓です。
●8月27日 週報巻頭言 牧師 山田 幸男
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