✣ ゲッセマネで祈る ✣
“最後の晩餐”のあと、イエスさまは弟子たちを連れて祈るためにオリーブ山の麓、ゲッセマネの園へ向かいます。そこでイエスさまは、悲しみもだえながら祈りました(マタイ26:37)。“そのとき(十字架)”は翌朝に迫っていました。
12弟子の一人ユダは、銀30枚と引替えにイエスさまの居場所を当局へ密告。ユダヤの宗教指導者たちをゲッセマネへ先導します。
このとき、イエスさまを裏切った弟子はユダだけではありません。イエスさまと一緒にゲッセマネへ向かった弟子ペトロ、ヤコブ、ヨハネは、必死に祈るイエスさまの背後で眠っていました。イエスさまが当局に逮捕されるときには、弟子たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ去りました。
“最後の晩餐”の直後に、イエスさまは弟子たちのつまずきを予告していました(マタイ26:31)。そのときペトロは、【…「たとえ、みんながあなたにつまずいても、わたしは決してつまずきません…あなたのことを知らないなどとは決して申しません」…】(マタイ26:33)と勇ましく語りました。他の弟子たちも皆、「つまずかない」と主張しました。
【…心は燃えても、肉体は弱い】(26:41)。
イエスさまは、すべてお見通しでした。弟子たちが居眠りすることも、逃げ出すことも、そして裏切ることも…。それを分かった上で、それでも尚、弟子たちを【友よ】(26:50)と呼びました。言行不一致のダメ弟子に対して、イエスさまは「お前たちなど知らない!」とは言わなかった。「知らない」と言ったのは、イエスさまではなく弟子たちでした。その弟子たちが後に“新生”します。
●4月2日 週報巻頭言 牧師 山田 幸男
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