メッセージ : みことばが支える
【みことばが支える】
人間が人間であることを、ほんとうは何が支えてくれているのでしょう。
人間が人間であることの基本的事実の一つは、「人間は弱く、限界をもっている」ということです。肉体を持って生きるが故に、飢え、渇き、痛み、老い、そして死にます。そこに苦しみが生まれ、悲しみが湧きます。でもそれこそが人間の証明です。「石をパンに変える力」とは、その弱さと限界からの自由を意味します。けれども、その「自由」は、悲哀を伴う人間の生の美しさと人間らしさを奪い去ってしまうことでしょう。
人間が人間であることのもう一つの基本的事実は、「人間は交わりに生きる」ということです。交わりの本質は「ことば」です。人格のふれあいとしての「ことば」です。「パンのみにて生きる」とは、人間が、交わりによらずとも、「個」として存在し得るかのような「誤解」を意味します。しかし人間の人間らしさは、交わりの中で見いだされ、保たれています。人間の限界性と交わり性を根底で支えているものは「神さま」と「ことば」です。
●4月11日週報巻頭言 吉高 叶
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