✣ すると天から火が下った ✣
『ヨハネの黙示録』はアジア地方(現在のトルコ西部)にある「七つの教会」宛に送られたものです。各教会で朗読するように意図されました。今から二千年昔、ローマ帝国によるキリスト教徒迫害の渦中にあった人々は、謎めいた象徴的物語から、どんな“福音(喜びの知らせ)”を読み取ったのでしょうか。
黙示録20章は、いわゆる「千年王国」と「最後の審判」を伝えています。天使は、人々を苦しめた「悪魔」を底なしの淵へ閉じ込め、【千年が終わるまで…諸国の民を惑わさないようにした】(1-3節)。そのとき、イエスに従った殉教者たちは、復活して神の祭司となり、千年の間、イエスと共に統治する(4-5節)。そして、千年が満ちたとき「悪魔」は再び暴れるが、ついに神の「最後の審判」が実行されて、「悪魔」と「死者たち」は、【彼らの行いに応じて裁かれ…火の池に投げ込まれた】(11-15節)。最後の描写は凄惨です。
一体、この話のどこに“福音(喜びの知らせ)”を聞いたのでしょう? 「七つの教会」の人々は確かに神のメッセージを受け取っていました。…今は、まだ夜が明けていないが、既に夜明けの星(キリスト)は輝いている。今こそ、神の勝利を先取りして試練に立ち向かうのだ…。彼らは、【すると、天から…】(9節)を聞き逃さなかった。ここに“光”を見たのです。
●5月22日 週報巻頭言 牧師 山田 幸男
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