✣ 七つの封印をひらく ✣
『ヨハネの黙示録』は難解で親しみにくいかもしれません。しかし、今から二千年昔、これを受け取った初代の教会の人々は、『喜びの知らせ(福音)』として読み解きました。文明が遥かに進んだ時代を生きる私たちに理解できない内容を、なぜ1世紀末の人々は“希望”として理解できたのか。
あの時代と現代とでは、生活環境に大きな違いがあります。つまり、見ている景色が違うのです。当時の人々がどんな景色を見ていたかを知ることなしに、彼らが満たされた“希望”を知ることはできません。
では、どうすれば分かるのでしょう。
まず、「旧約聖書」を読むこと。次に時代背景を知る。当時の人々と同じ景色を見るようにする。たとえばユダヤ教の大祭司はどんな格好をしていたか、旧約時代の神殿の形態や、そこには何が置かれていたか、また当時の教会にはどんな課題があったのか、それを知るのです。これが『黙示録』の絵画的表現や象徴的記述を解く鍵です。
初代の教会の人々は、その時に見ていた景色から『黙示録』のメッセージを“希望”として受けとめました。彼らは現代人よりも「聖書」に精通していました。現代人は何でも知っているつもりでいますが、もっと謙虚に聖書に聞くべきです。知らないことは知るように努める。そうすれば“隠された希望”が見えて来ます。
●4月17日 週報巻頭言 山田 幸男
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