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メッセージ : 復活。喜ばしい「結局」。
投稿者 : webmaster 投稿日時: 2010-04-04 19:47:55 (1480 ヒット)

               【復活。喜ばしい「結局」】
 主イエスに対する弟子たちの愛には野心が含まれていた。イエスへの尊敬と傾倒は嘘ではなかったが、自らの功名心が多分に混じっていた。そして、そんな弟子たちの愛は、十字架の前であっけなく砕け散ってしまった。
 マグダラのマリアら女性たちには、主イエスへの人間的愛が満ちていた。自己の野心とは無縁な深い愛である。しかし、悲しいことだが、そのような深い愛ゆえに、最終的には愛するものの墓の前に立ちつくさねばならなかった。そのように、人間の愛は、ふたつの悲しい結論を持つ。十字架の前で崩れるか、墓の前で立ちつくすかである。そして、いずれにしても、終わりを迎えてしまうのである。
 しかし、人間の愛が、つまりは人間の人生が、悲しい結論を迎えてしまう場面からこそ始まる新しい生命がある。それが、主イエスの復活であり、神のわたしたちへの愛の御業である。
 「あの方はよみがえられて、ここにはいない」。人間の「結局」が、「結局」ではない。その背後にある、神の業の「結局」を信じよう。           ●吉高 叶


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