✣ 復活のイエスと出会う ✣

十字架上で死んだキリストは、その後、三日目に“復活”しました。この“復活”については諸説あります。人々はキリストの肉体が蘇生したのを目撃して、文字通り“復活”を信じたとする「聖書無謬（むびゅう）説」。一方、人はキリストの十字架を心に思うとき、「イエスは主なり」と告白する。この信仰の成立が“復活”だとする「非神話化説」。また、聖書の復活証言を鵜呑みには出来ないが、理屈で割り切ることも出来ない。そこには「人の知恵や力を超えた出来事があった」と信じる「穏健説」。
さて誤解しないでください。ここで自分の立場を問うたところで、“キリスト復活”の「事実」が変わるわけではありません。
“復活”を語るときに最も大切なことは、それを語る人自身が、キリストは、“復活のいのち”の初穂となったと、今、信じていることです。“復活”を信じた人々には共通点があります。

① 朝ごとに新しくされている。

② 三つの視点を持っている。…私の視点、他者の視点、神の視点。

③ 異質な人々との調和を喜んでいる。…その交わりには人を癒す力がある。

聖書が伝える“復活”は、私たちが持つ有限な「生命」は、キリストにつながることによって、無限の広がりを持つ“いのち”に変わると教えています。

●3月27日　週報巻頭言　山田幸男

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