✣ 若者に過ぎないと言ってはならない ✣
聖書教育誌のカリキュラムに合わせて、今日から旧約聖書・エレミヤ書を学びます。学びの総合主題は『光に向かって』です。
私たち栗ヶ沢教会の今年度主題は、「御言葉に聞く〜信仰の基本に立つ」、年間聖句は詩編119:105【あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯】(讃美歌は新生131)です。…どうぞお忘れなく!2015年度の歩みを半分終えた今、改めて、この主題に立ち返りたいと思います。
キリスト者にとっての“光”。それは“御言葉(聖書のことば)”です。信仰の基本に立つには、聖書のことばを心にしっかり蓄えることが必要です。聖書教育誌の主題の『光』を“御言葉”と読みかえて、激動の時代(前600年頃の中東世界)のただ中で、“神のことば(御言葉)”に立ち、預言者であり続けたエレミヤの生涯に学びましょう。
素晴らしい働きをしたエレミヤも、神の呼びかけを初めて聞いたときには、「わたしは若者にすぎませんから」(エレミヤ1:7)と言って神の招きを断ろうとしました。これに対して神は、「若者にすぎないと言ってはならない」「恐れるな、わたしがあなたと共にいる」(1:7-8)と答え、エレミヤ青年を戦乱のるつぼへ容赦なく投げ込みます。彼は受けなくてもよい試練まで受けて、後に「涙の預言者」と呼ばれます。しかし、この預言者の働き無しに、“神のことば(光)”が人々に届くことはなかったのです。
●10月4日 週報巻頭言 山田 幸男
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