✣ 最後の晩餐でのイエスの教え ✣
1999年2月、聖地旅行に参加して多くの恵みに与りました。特に印象深かったのはイエスさまが十字架を担って処刑場まで歩いた道(ビア・ドロローサ:「悲しみの道」と呼ばれている)を体験したことです。聖地旅行の定番コースです。その日、エルサレムはあいにく雨降りで、少し寒い「雨のビア・ドロローサ」でした。欲張りな私は、ガイドさんに無理にお願いして、旅行最終日にもう一度、エルサレムへ立ち寄り、ビア・ドロローサを歩けるように予定を変更してもらいました。最終日は快晴でした。「晴天のビア・ドロローサ」を歩きました。
雨天と晴天の二回、“十字架への道”を自分の足で歩いたことで、時が良くても悪くてもイエスさまは共にいてくださることを実感しました。貴重な体験でした。
福音書によると、イエスさまは“十字架への道”を行く前夜、“最後の晩餐”の席で的外れな議論に熱中する弟子たちに、ご自身の“愛”を説きました。更に師であるイエスさま自ら、弟子たちの足を洗い、互いに愛し合い、仕えるように戒めました。
そのあと、弟子たちを連れて、“ゲッセマネの園”ヘ向かいます。祈るためです。イエスさまでさえ、祈り無しに“十字架”へ向かえなかったのです。弟子たちはそれに気づかない…。ひょっとして現代の弟子たちも“レント”は他人事?
●3月22日 週報巻頭言 山田 幸男
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