メッセージ : 人として生きるとは
✣人として生きるとは✣
『神は土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れた。こうして人は生きる者となった』(創世記2:7)。土から創造された肉のかたまりにすぎない人に対して、神さまは他の被造物にはしなかったことをしました。『命の息』を吹き入れた。もちろん、他の被造物にも『命』は与えました。が、『命の息』を与えたのは人間だけです。聖書はそう伝えています。どういうことでしょう。
旧約聖書・創世記の『命の息』を新約聖書・使徒言行録は『聖霊(Holy Spirit)』と訳しています。イエスさまに従う人々を内側から刷新した、あの『上からの力』です。『聖霊』を受ける前、イエスさまの弟子たちは「不安と絶望」でぺしゃんこにされていました。空気の抜けたタイヤのような状態です。自転車でも、自動車でも、タイヤがそんな状態では安定した走行は出来ません。無理して走れば危険ですらあります。
聖書は読まない、隣人は愛さない。祈りはするがご利益祈願に終始。こういう人生も危険です。『命の息』で魂を満たすことを忘れているからです。すべの悲劇の根(罪)はここにあると聖書は語ります。魂を潤せ、そうすれば『光』が見える。神さまは人をそのように創造されたのです。
●6月8日 週報巻頭言 山田 幸男
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