基礎
普通に過ごしている時にはつい忘れがちですが、いざというときに問題になるのは基礎です。基(もとい)・礎(いしずえ)です。建物でいうならば土台であり、技術でいうなら基本であり、人間でいうならば魂の根底にあるべき愛と平安です。また、教会の交わりにとってはキリスト告白(イエス様がわたしの救い主ですという信仰告白)です。
建物も、人生も、交わりもいろいろな建て方ややり方でつくることができます。しかし、基礎(土台)を据えることと、基礎を忘れない(忠実)ことがとても大切です。
建物に雨や風が吹きつけるように、人生にも試練や妨害がぶつかってきます。衝撃が加わり亀裂が生じます。そのとき、基礎に守られます。基礎があれば。それが崩れない土台であれば。
いま、組み建ててきた人生が崩れ、社会や人間そのものが倒壊する悲劇があちこちで起こっています。支える土台がなかったかのように倒れ方がひどいのです。交わりの絆がもろいのです。この社会は、人間と人間があまり組み合わされていないのです。
いまは、心して、人生や交わりの基礎に想いを寄せる時です。神の愛、キリストの十字架の救い、復活の希望。これこそ人生の基礎、交わりの基礎なのです。わたしたち一人一人が立たされているのは、イエス・キリストという土台の上にであり、そしてわたしたちは共にこの土台の上に、共に立っていく交わり、この土台の上で組み合わされている神の宮なのです。そしてこの土台は、ただ、人生の土台というだけではなく、死の土台であり、生きる者と召された者との土台でもあります。私たちは、生きる上で苦しむ。しかし、この土台の上で苦しむことが許されるのです。あなたも私も、喜びも悲しみも、生も死も、この土台に支えられています。イエス・キリストは、すべての基、すべての礎です。
●1月24日説教より抜粋
- 2024年11月17日 主日礼拝 (2024-11-17 17:08:22)
- 2024年11月10日 子ども祝福礼拝 (2024-11-10 16:33:24)
- 2024年11月 3日 召天者記念礼拝 (2024-11-03 16:14:56)
- 2024年10月27日 主日礼拝 (2024-10-27 11:18:50)
- 2024年10月20日 秋の特別礼拝 (2024-10-20 19:11:42)
- 2024年10月13日 主日礼拝 (2024-10-13 16:13:22)
- 2024年10月 6日 主日礼拝 (2024-10-06 18:44:11)
- 2024年 9月29日 主日礼拝 (2024-09-29 17:18:40)
- 2024年 9月22日 主日礼拝 (2024-09-22 15:41:26)
- 2024年 9月15日 主日礼拝 (2024-09-15 17:09:31)