メッセージ : この愛によってこそ
【この愛によってこそ】
心よりわれに働く仕事あれそれをしとげて死なんとぞ思う
これは歌人石川啄木の作ですが、あの当時のわたしの心境は、この歌そのものでありました。そんなある日の夕方、わたしはふと町角に貼ってあった一枚の伝道集会のポスターを見て、教会の門を叩いたのです。兵庫県の西脇という山の緑と川の流れの美しい、小さな町の小さな教会でした。
22歳の春のことです。そして、そのわたしの心を最初にとらえたのが、いわゆる「愛の賛歌」と呼ばれている、今日の聖書の箇所Ⅰコリント13章だったのであります。
かつて、イギリスの哲学者パートランド・ラッセル卿は「この文化と科学の咲き乱れる現代にありながら、なお人間が本当の幸せを持てないのは、人間が本当の愛を見失っているからだ・・・」と言いましたが、わたしは、初めてこの聖書の言葉に接したとき、「これだ!」と思ったのであります。この聖書の愛に生きることこそが、人間の本当の生き方であり、この愛に生きるところにこそ、人間の本当の幸せがあると思ったのです。この確信はいまも変わっておりません。
●5月12日 週報巻頭言 井置利男
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