メッセージ : 漂流の中での宣告
【漂流の中での宣告】使徒言行録27:13〜
使徒パウロは、ローマに運ばれる船中にいます。囚人の一人として、船底に詰め込まれたのです。マケドニア方面からローマに向けて荷を運ぶ貿易船に、囚人たちとローマの護送兵卒団が乗り込みます。船員たちもあわせて全部で276人。
この船が、地中海クレタ島沖にたまに発生する暴風エウラキオンに見舞われ、舵の制御を失い、漂流状態に陥ってしまいます。刻々と進む状況悪化の中で、船員たちの思惑とローマ兵団の思惑はぶつかり、相手の生命を切り捨てて生き残ろうとする修羅場の様相を呈していくのです。守るべきは、船荷か職務か命か。先に死ぬべきは、囚人か民間人か兵士か。恐ろしい駆け引きです。
囚人の一人パウロが、この漂流する船中で呼びかけた事は、生きることへの意志と、捨ててはならない希望、そして何より神への信頼でした。お互いが支え合い、ここにいる全ての人が、身分を越え思惑を越えて、生きて一緒に乗り越えるべきことを、それが神の御心であることを宣告したのでした。この宣告。漂流する船(時代)の中で、誰もが聞いていくべき宣告だと思いませんか。●吉高 叶
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