メッセージ : 再生の町
【再生の町】 ヨシュア記20:1−6
カナンに移住したイスラエルの民(12部族)が、それぞれの部族ごとの居住地を定めた後、「逃れの町」をつくりました。過って人を殺してしまった人が、報復から逃れるための保護区域です。
過失による殺人。これは人間にとっては、過失の中の過失。残すところ最大の禍根の中の禍根だと言えます。その過失を断罪し、死をもって報いる方法も一つです。けれども、過失を犯した本人が、罪責を背負い、赦しを請い、誠実に生き、もしも、赦しを受け、再生することが可能ならば・・・。憎しみと禍根が、ただ絶対化、永久化されるだけではなく、別の何かに変えられる奇跡が起こるのだとしたら・・・。人間の再生、関係の再生。神さまは、人間を簡単にはあきらめなさいません。そして、神さま自らが、この逃れの町の主であられます。
今日から世界祈祷週間です。これまで牧師・宣教師、奉仕者を派遣してきた諸国、諸地域のどこにあっても、禍根の克服、癒しと再生のテーマは響いていました。わたしたち自身が、赦され、再生されていくべき者であることを知らされてきた活動ではなかったでしょうか。
●11月27日週報巻頭言 吉高 叶
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