メッセージ : 愛と祝福にはさまれて
【愛と祝福にはさまれて】ヨハネ福音書1:1-3、黙示録21:1-7
「わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。」
私たちは、ふだん「自分の初めとは何か」などと考えて生きることは滅多にありません。「そんなことより、いま現在のことや、先行きのことで心がいっぱいです」というのが、本当のところだろうと思います。しかし、誰もが、ふとした瞬間に「自分の存在意味」について、すなわち、自分は何故に生まれ、存在するのだろうかと考えるのです。
聖書の言う「初め」とは、「根源に」という意味です。まさしく、生命存在の根源に何があったのか、という存在論的な問いに対する答えなのです。聖書(ヨハネ福音書)は、「初めに言があった」と言います。「言」とは神の想いのことです。愛と祝福の想いのことです。ですから「初めに、神の愛と祝福があった」と言っているのです。「造られたもののうち、愛と祝福によらないものは何一つなかった」と。
この神さまの愛と祝福が、初めであり終わりなのです。すべての生命と人生は神さまの愛と祝福によって始まり、神さまの愛と祝福によって結ばれるのです。
●11月6日召天者記念礼拝 週報巻頭言 吉高 叶
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