メッセージ : 真ん中はキリスト
【真ん中はキリスト】
弟子たちは、全てを無くして途方に暮れています。燃えるような心、ときめいた日常、わくわくした期待、主イエスと共に歩んだこれまでの全てを失って、弟子たちは家の扉に鍵をかけ、閉じこもっています。もう、ここから何も繋がらない。もう、ここから何も始まらない。
そんな弟子たちのいる部屋に、復活された主イエスが入ってきて、彼らの真ん中に立たれました。「あなたがたに平和があるように(シャローム)」。そう語りかける主イエスの掌には十字架の釘の跡があり、脇腹にはとどめの槍の跡がありました。苦しみ、あえぎ、その中で確かに死んだ主が、よみがえって、真ん中立っているのです。
これは、復活の主と私たち人間の、再生の風景です。そして全てを無くした人々の真ん中に、今も主イエスは立っておられます。避難所の体育館の真ん中に、泥出し現場の真ん中に、主イエス様は立って、身体中に傷を負い、口からは海底の泥と水を吐き出しながら、「あなたがたに平和があるように」とおっしゃる、よみがえりの主イエス様を、真ん中に見ていきたいと思います。
●7月31日週報巻頭言 吉高 叶
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