今年も、8月に例年どおり、第3日曜日、午後、平和をテーマに覚えつつ、女性会は介護品作りをしました。
最初に祈り、その後、みんなで『世の光』の例会プログラムを読みました。中味の思いを分ち合う時間は取れませんが、介護品を作って送ることも、他者が喜んで下さることは平和の基(もとい)と信じます。そして、平和は隣人を覚えることです。小さなことを、丁寧に、思いを込めて。
●女性会 介護品担当 橋本 陽子
今年も過去の戦禍に思いを馳せ、平和への誓いを胸に刻む季節を迎え、栗ヶ沢教会では8月11日、平和祈念礼拝を捧げました。
礼拝の中では、日本バプテスト広島キリスト教会会員の被爆体験集『語り継ぐ』の朗読もおこなわれ、原爆という恐ろしい兵器による攻撃にさらされた人々が受けた衝撃、苦しみに関する詳細な証言を聞き、胸が痛みました。数週間前、この冊子『語り継ぐ』のことが栗ヶ沢教会で紹介された時、「購入したい」と真っ先に手を挙げたのは、小学生のお子さんでした。戦争の悲惨さを実体験として知る方々はわずかとなり、政治が不穏な方向へと流れてゆく危惧をおぼえる今日、「こうして若い世代が関心を示してくれたことに、ひとすじの希望の光を見た思いがしました」と、村上牧師はメッセージの中で語っていました。
今回の主題聖句はマタイ5:9「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(新共同訳)。聖書の言う「平和(シャローム)」とは、単に戦争のない状態を指す言葉ではなく、救われ、満ち足りた、完全な状態を表し、神の救いの完成を意味する言葉だそうです。「だから人間はまだ、『平和(シャローム)』への途上にある。『平和(シャローム)』を目指して努力する時、神の子と呼ばれる」とのお話もありました。誰もが安心して満ち足りた人生を生きられる社会を目指して、私たちは「平和をつくりだす」との意識を持って歩んでゆきたいものです。
●ホームページ担当 水林 京子
*聖歌隊による当日の賛美を動画でご覧下さい。
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栗ヶ沢教会では毎年、教会学校の小学科と、不定期の土曜日に地域の子供たちと一緒におこなっている「くりくりあおぞらくらぶ」との合同プログラムとして、1泊2日の夏期学校を行っています。今年の参加者は5人と少し少なめの人数でしたが、その分ゆったりのんびり過ごしました。
今回は「だいじょうぶ、しっかり立って!」というテーマでコリントの信徒への手紙一 15章58節の「わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業(わざ)に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです」(新共同訳)の聖句を読みました。
だいじょうぶ、しっかり立って...ということで工作の時間に、お部屋のドアをその場にしっかり留め置く「ドアストッパー」を作り、しっかり立っている(?)足形を押しました。絵の具を足の裏に塗って、「くすぐったい、気持ち悪い〜〜!」と言いながらも、楽しく制作をしました。
毎年恒例のカレー作りも、皆で協力して野菜の皮をむいたり包丁で切ったり、楽しくおこないました。みんなで作っていたら、ちょっと水を入れすぎちゃったけど...だいじょうぶ、最後はおいしくなりました!
2日間通して、くりくりの子どもたちも教会学校の子どもたちも仲良く、だんだん協力して過ごすことができました。初めてのお泊りにドキドキだった1年生も、「夜寝るとき楽しかった!」と言ってにっこり。徐々に、ご飯の前にはお祈りすることや、後片付けも自分たちですることに慣れて進んでできるようになってゆき、2日間を経てとてもたくましくなったようでした。
2日目、日曜の朝は大人との合同礼拝です。主日礼拝に参加して、賛美歌「歩こうイエスの道を」を賛美しました。
「どんなに世の中に躓くことや疲れてしまうことがあっても、イエス様の道を歩むこと、神様に感謝する気持ちを持っていてね、そうしたら大丈夫!」そんなメッセージを込めたプログラムでした。子どもたちの夏の楽しい思い出の1つとして、少しでも記憶の隅に残ってくれたら良いなと思います。
●夏期学校スタッフ 面川 真菜
7月7日、栗ヶ沢教会の初夏の恒例行事「初夏の音楽礼拝」が捧げられました。梅雨らしい雨模様の朝でしたが、77名の出席者が与えられ、教会員の豊原奏さん(テノール)、豊原さやかさん(チェロ)、荻島志保さん(オルガン)による特別賛美の美しい演奏に耳を傾けながら、今年の音楽礼拝も恵みのひとときとなりました。
今回の説教題は「嵐を静めるイエス」。舟が嵐に翻弄され、恐れ、取り乱す弟子たちの声を聞き、波風を静めたイエス様のお話から、人生という荒波を渡る私たちも、主に信頼し、助けを求めるなら、平安と生きる力が与えられるとのメッセージが語られました。
この日の特別賛美の中では、フィンランドの作曲家シベリウス作の「交響詩フィンランディア」を原曲とした讃美歌「安かれわが心よ」も演奏され、豊原さやかさんからは「ロシア帝国の圧政による苦しみの中にあったフィンランドで生まれた曲」との解説もありました。いつの時代も人々の苦しみの中で神様がともにいて下さることに感謝し、「安かれわが心よ、主イエスはともにいます」との歌詞を思いながら、チェロの音色が深く心に響きました。
●ホームページ担当 水林 京子
*当日の賛美を動画でご覧下さい。
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♪ 特別賛美「造られたものは」(テノール、オルガン)
♪ 特別賛美「栄光と賛美を」 (チェロ、オルガン)
♪ 特別賛美「球根の中には」(テノール、オルガン)
♪ 特別賛美「安かれわが心よ」(チェロ、オルガン)
♪ 特別賛美「聖なる都(The Holy City)」(テノール、オルガン)
♪ 聖歌隊による賛美「牧主わが主よ」
6月30日の主日礼拝では、青少年たちによって賛美が捧げられました。曲は新生讃美歌320番の「輝いて生きる」。これまでも、若いメンバーたちが折々の機会に振付けつきで歌ってきてくれたおなじみの讃美歌ですが、今回は奏楽として、ピアノの他に、ギターと、打楽器の一種であるカホンも加わり、バージョンアップ! 両手を挙げて左右に振る「か〜が〜やいて、生き〜る〜」の部分では、会衆席の中で一緒に手を振る人の姿もありました。青少年たちのさわやかな賛美に元気をもらった初夏の朝でした。
●ホームページ担当 水林 京子
*当日の賛美を動画でご覧ください。
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