67回目の原爆記念日と敗戦記念日にはさまれた今朝の礼拝は、平和祈念礼拝でした。
2012年版オリジナルリタニーをたどり、交読をしながら、平和を黙想する音楽を織り込んでいきました。取り分け、牧師のメッセージ「和解のつとめにつかえる」に続くT兄のうた「歌をください」は、平和を祈念する魂の叫びをあらわした迫力のあるメッセージでした。
「キリストの平和が、わたしたちの心のすみずみにまで、しみわたりますように」。子ども賛美歌のシンプルな歌が、心にしみた平和祈念音楽礼拝でした。
礼拝にひきつづき、教会員のTさん夫妻に授けられた赤ちゃんの新生児祝福式を行いました。このご夫妻は、教会ブログにもよく登場する、テノール歌手とチェリストの夫妻。ドイツでの学びを終えて、再び帰国し、日本で音楽活動を再開してから、栗ヶ沢教会のメンバーとして共に歩んできたご夫妻。その二人に、ベビーが授けられたことを、教会員はみんな我が事のように喜んでいます。
「君は愛されるため生まれた」をみんなで賛美し、そして教会を代表して、贈る言葉と祝福の祈りを吉高牧師が捧げました。
夕方は、壮年会主催のバーベキュー大会。近隣のバプテスト教会の姉妹教会の信徒たちをお招きし、教会の庭に4台のバーベキュー台を置いて、日が沈んであたりが真っ暗になるまで、大交流会を催しました。
4つの教会・52名のメンバーが、バーベキュー台を入り乱れ、渡り歩きながら、知り合いになり、語り合いました。
あーっ、長い一日、有意義な一日でした。
8月5日。今日は、礼拝の中で、Tさんのバプテスマ式が行われました。昨年、お連れ合いを亡くされ、悲しみと寂しさの中に、信仰を求められて教会に通うようになられたTさん。
幼い時に教会に通い、亡くなられたお父様の遺言「キリスト教信仰を捨ててはいけない」という言葉が、彼女を支え、いま、彼女の導きとなって改めて響いてきたとおっしゃいます。
お連れ合いの通院のために、病院に通った道が、まさにこの教会の前の通りで(その時には教会があることに気づかなかったそうですが)、そんな中にも導かれていた不思議を感じるとおっしゃっていました。
大切なパートナーを亡くされた悲しみは、すぐに癒えることはないかもしれません。けれども、イエス・キリストの伴いと、教会の交わりを得て、また御言葉に聞きつつ歩むこれからの道のりの中で、その悲しみが癒され、新しい意味づけへと導かれていかれますようにと祈ります。
教会にとって、一人の人が、キリストを主と告白し、バプテスマを受け、交わりに加えられること以上の喜びはありません。Tさん、おめでとうございます。あなたが、救いを受け止めることのために、神様はその御子イエス様をくださったのです。神様こそが、もっとも喜んでくださっています。おめでとうございます。
7月29日〜30日の二日間、夏期学校が開催されました。19人の子どもたちが、教会で一泊二日の楽しい時を過ごしました。今年のテーマは「あの空はどうして青いの?」。神様の造られた自然に生きる恵みを考えあって過ごしました。
午前中は、夜のカレーづくり。午後からは、タマネギの皮やびわの葉の煮汁でTシャツを染める「草木染め」の作業。みんなで銭湯に行って、夕食。
夕食後は、4つのグループにわかれて、「神さまのつくった世界」をモチーフにしてコラージュづくりに没頭しました。
翌日は、栗ヶ沢教会での合同礼拝。オリジナルTシャツを着て、力いっぱいテーマソング「あの空はどうして青い」を讃美しました。
礼拝の中では、神様の造られた世界のすばらしさ美しさだけでなく、昨年起こった大震災のように、人間の理解を超えた出来事が起こることも考えました。だからこそ、傲慢にならずに、謙遜に、神を畏れることも忘れないで生きていくことの大切さを学びました。子どもたちとの合同礼拝用のリタニー(交唱)もとても味わい深い、すてきな掛け合いでした。リタニーの合間に壮年会の有志が讃美してくれた「祈れないあなたのため」は、昨年の東日本大震災の悲しみの中で生まれた賛美歌、とてもしみじみと心に響く讃美でした。
会場の会衆席もいつもと違って扇型に組み替えましたから、子どもから大人までが一体となった温かい礼拝になりました。
今から50年前。函館教会でバプテスマを受け、その後、我孫子市に暮らし、栗ヶ沢教会で信仰の歩みを刻み続けてこられたT.Eさんが、本日、信仰50年の素晴らしい節目を迎えられました。
若い日に主に出会うこと。健康を守られ長寿を受けること、そして教会生活を保ち続けること。一口に「信仰50年」と言っても、たくさんの守りと導きの中で、もたらされる「恵みの道」です。T.Eさん。ほんとうにおめでとうございます。そしてこれからも、ますますご健康、ご健脚を授けられ、バプテスマ60年に向かって歩んでいってください。
7月7日。栗ヶ沢教会では、またまた喜びの結婚式が行われました。
今回、結婚なさったのは、幼いときから、栗ヶ沢教会に通い、青年会をひっぱり、教会財務チームの一員として教会を支えてきてくれた女子青年・Sさんです。
3月に結婚されたMさん共々、教会で育った青年たちが、この教会で結婚式を挙げられていくこと。それは、教会員みんなにとって、どんなに嬉しいことでしょう。
「父と子と聖霊の名によって、二人が夫婦であることを宣言する」。牧師のこの宣言が、二人が夫婦となった瞬間です。夫婦生活を成立させるのは、本人たちの力だけではなく、神の祝福と支え、そして人々の助けです。これから二人が、神の愛を受け、愛することを学びながら、愛を生み出しつつ共に生きていってくれることを、心から祈ります。
午後からどしゃぶり・・・の予報でしたが、なんとか天候も持ち、式の前には、庭で写真を撮ることもできました。
初代牧師が植えた教会のシンボル・欅の木の下での一枚。