10月22日、本年度の秋の特別伝道礼拝がおこなわれました。当日は、台風21号の影響で激しい雨の日曜日となりましたが、約60名の方が集い、礼拝が捧げられました。今回、講師としてお越しいただいたのは、相模中央キリスト教会の牧師でいらっしゃる吉田真司先生。二年前、転任にともない大分から相模へお引っ越しなさったのも、ちょうど台風の日だったそうです。相模を目指して、ご趣味のオートバイを飛ばし、先に行ったはずの台風に途中で追いついてしまったという武勇伝も聞かせて下さいました。
「『わたし』のもとへ」と題した礼拝メッセージでは、人間と同じかそれ以上の苦しみを通ってともに痛んで下さるイエス様こそが、「わたしのもとに来なさい」と言うことができるお方だということ、そして、教会はそんなイエス様の十字架を高く掲げ、仰ぎ見ようとする場所であることを、穏やかな語り口で、わかりやすく語って下さいました。また、昨今話題となっている「終活」についても触れられ、「本当の終活は信仰の事柄」との視点から、「何を信じ、何を選び取り、どの道を行くか、誰もがしっかり考えるべきことでしょう」とのメッセージもありました。
午後は、引き続き吉田先生に講師を務めていただき、「バプテスト教会における牧師と信徒の関係性」をテーマにした信徒研修会が持たれました。10月から無牧師となった栗ヶ沢教会ですが、「牧師の交代は後退ではありません」とのお話もあり、与えられた時を成長の機会として、教会全体が祈りにより一致してゆくことを再確認しました。
●ホームページ担当 水林 京子
2014年3月から栗ヶ沢教会を牧会してきて下さった山田幸男牧師が、ご家庭の事情により、本年9月末日をもって退職なさいました。在任期間は3年半と、思いがけず短いものとなってはしまいましたが、その間に、結婚式、お葬式、新生児祝福式、バプテスマ式...と、教会につながる人々の、人生の様々な節目に寄り添って下さいました。また、牧師室の扉はいつも開いていて、私たちがいつでも聖書の質問に行ったり、相談に行ったりできる雰囲気作りに心を砕くなど、気さくな先生でもいらっしゃいました。
退職前最後の主日となった9月24日は多くの出席者が集い、礼拝が捧げられ、その後、送別愛餐会が持たれました。メニューは、山田牧師のリクエストにより用意された女性会心づくしのカレー。食事の後は、ともに過ごした日々の様々な思い出をスライド写真で振り返り、ギター&マンドリン演奏を聴いていただき、小学生・青年・壮年・女性の各会代表者からのスピーチもあり、本当に温かい雰囲気に包まれた会でした。そして最後は「神ともにいまして」を一緒に讃美。「また会う日まで また会う日まで 神のめぐみ 絶えせず共にあれ」という歌詞に皆の祈りを込めて歌いました。
これまで栗ヶ沢教会を様々な面から支えて下さった山田牧師と奥様の好子姉に心より感謝いたします。ご一家の上に、これからも神様の守りと豊かな祝福がありますように。そして、新しい歩みを始める栗ヶ沢教会も、主の導きのうちに、この地域に福音を届ける働きをさらに進めてゆけますように。遠からぬ将来、新たな牧師も与えられる期待に胸を膨らませ、また一歩、踏み出しました。
●ホームページ担当 水林 京子
7月22日(土)から23日(日)、毎年恒例の夏期学校が行われました。
今年の主題の聖書は「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。(マタイによる福音書7章12節)」です。一日目の朝の会ではこの箇所から短いメッセージを聞き、「よろこびひろげよう」の讃美歌を歌いました。
男の子5人女の子5人の計10人の参加者は例年より少し少なめでしたが、その分じっくり取り組んだり、ゆったりした自由時間を過ごすことができました。
まずカレーとバター作りでは、包丁で食材を切っていきます。お家でもいつもお手伝いしているのかスイスイ切っていく子、包丁を握るのが初めて!という子、それぞれが協力し合って班ごとに一つのお鍋に作り上げました。学年をシャッフルした班分けも、普段の学校活動と違った経験となったようです。
工作で作ったのは、その名も「喜びフラッグ」。それぞれの喜び(嬉しいこと、楽しいこと)をテーマに、作りました。最初は喜びって…?と考え込んでいた子も、楽しいこと、好きなことなんでもいいんだ!とわかると発泡スチロールでスタンプを作って色をつけたり絵を描いたり、それぞれの個性が発揮されてとても自由な仕上がりになりました!
日曜朝は、大人と一緒に礼拝に参加して活動の発表として讃美歌を歌い(当日の讃美の音声はこちらをクリック →)、教会員K.T.姉による子どもメッセージ、そして山田先生のメッセージも、いつになく(?)真剣に聞いていました。
「人にしてもらいたいことをする」ということと、同じような言葉で「人の嫌がることをしてはいけません」というものがあります。イエス様は、「人にしてもらいたいことを『なんでも』する」ということを教えてくださいました。他者との深い関わりが難しくなっているこの時代に、神様は積極的に人と関わっていくみことばを示してくださいました。
たった2日間の活動ではありましたが、協力し合って作ったカレーのことやコソコソお喋りをして夜更かしした思い出と一緒に、神様のみことばを持ち帰ってくれていたらいいなと思います。
●くりくりあおぞらくらぶスタッフ 面川 真菜
9月17日の主日礼拝は「青年がつくる礼拝」でした。青年会メンバーの企画により、今回も趣向を凝らしたプログラムのもと、捧げられました。
礼拝の始まりはトランペットによる前奏から。礼拝堂いっぱいに響く力強い音で、いつにも増して背筋がしゃんとなります。「宣教の時間」には、聖歌隊と青年会合同での讃美「静けき河の岸辺を」に続き、青年会メンバーと有志の教会員により、劇「靴屋のマルチン」が演じられました。妻子を失い、悲しみと孤独感の中で、心がすさんでしまっていたマルチン。「神様、どうかもう一度、私のところに来て下さい」と願った彼のもとに、様々な人々がやってきます。今回の礼拝のテーマである「神と共に豊かに生きる」ということを、神様の御業を通して変えられたマルチンの姿に教えられました。(当日の讃美と劇の動画はページ下部にあります。)
またその他にも、この夏にそれぞれアメリカとザンビアを訪れた二人の青年による証し、青年会による特別讃美「主われを愛す」など、本当に盛りだくさんな内容でした。
「青年がつくる礼拝」は、いつも私たちを信仰の原点に立ち返らせ、救いの喜びを再確認させてくれる恵みの時です。
●ホームページ担当 水林 京子
9月10日、今年度初めての避難訓練を行いました。私たちの教会では、礼拝の後、クラスに別れて聖書の学びをしています。その「教会学校」を行っている最中、ホール台所から出火の想定での訓練です。
参加人数は38名、教会庭への避難・通報までに2分30秒でした。その後、企画委員から災害時に危険だと思われる箇所の説明や避難時の心がけなどが説明されました(適切な通報の内容など知りたい方は、昨年度の避難訓練時のホームページをご覧ください)。
教会も、どこの場とも等しく、各種災害に見舞われる可能性があります。命を守るべく、日頃からの心がけを大切にしていきたいと改めて思わされました。消火器・AED(栗ヶ沢教会は常設しています)などの取り扱いについても、日頃各々に触れておきたいものです。
●企画委員 入江 恵里子