毎年11月最後の日曜日から12月最初の日曜日までは「世界バプテスト祈祷週間」です。米国南部バプテスト教会ロティ・ムーン宣教師の中国伝道を支えたクリスマス献金を起源とし、日本でも、1931年からバプテスト女性たちの中心的活動として継承され、祈りと献金が捧げられてきました。栗ヶ沢教会でも、毎年この時期に「世界祈祷週間礼拝」を捧げ、国外伝道の働きを意識する機会を持っています。今年は11月24日でした。
礼拝の中で、女性会メンバーによるアピールの時間には、国外伝道に携わる方々の写真をプロジェクターで投影しながら、各国での活動の様子が紹介されました。政治・経済の不安を抱える国、過去の悲しい歴史により深い傷を負っている国、多文化社会のあり方を模索する国など、課題は様々ですが、どこにおいても、福音による平和の働きが着実に進められていることを知ることができました。
牧師のメッセージでは、苦難にあってもなお宣教に身を賭したパウロの話を中心に、「宣教は助ける側と助けられる側が明確に区別されるわけではなく、遣わされた場所でおこされる神の出来事を通して励まされる、双方向の働き」ということが語られました。そして、「世界から届けられる知らせを通して国内の私たちが受ける恵みを、すぐそばにいる外国籍の方々と分ち合うこともまた、国外伝道である」とのお話もありました。国際化が進むこの時代に、一人ひとりに託されている宣教の働きをしっかり担ってゆきたいものです。
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