
今年も過去の戦禍に思いを馳せ、平和への誓いを胸に刻む季節を迎え、栗ヶ沢教会では8月11日、平和祈念礼拝を捧げました。
礼拝の中では、日本バプテスト広島キリスト教会会員の被爆体験集『語り継ぐ』の朗読もおこなわれ、原爆という恐ろしい兵器による攻撃にさらされた人々が受けた衝撃、苦しみに関する詳細な証言を聞き、胸が痛みました。数週間前、この冊子『語り継ぐ』のことが栗ヶ沢教会で紹介された時、「購入したい」と真っ先に手を挙げたのは、小学生のお子さんでした。戦争の悲惨さを実体験として知る方々はわずかとなり、政治が不穏な方向へと流れてゆく危惧をおぼえる今日、「こうして若い世代が関心を示してくれたことに、ひとすじの希望の光を見た思いがしました」と、村上牧師はメッセージの中で語っていました。
今回の主題聖句はマタイ5:9「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(新共同訳)。聖書の言う「平和(シャローム)」とは、単に戦争のない状態を指す言葉ではなく、救われ、満ち足りた、完全な状態を表し、神の救いの完成を意味する言葉だそうです。「だから人間はまだ、『平和(シャローム)』への途上にある。『平和(シャローム)』を目指して努力する時、神の子と呼ばれる」とのお話もありました。誰もが安心して満ち足りた人生を生きられる社会を目指して、私たちは「平和をつくりだす」との意識を持って歩んでゆきたいものです。
●ホームページ担当 水林 京子
*聖歌隊による当日の賛美を動画でご覧下さい。
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