7月9日の主日礼拝の中で、今年の春に栗ヶ沢教会に戻られた教会員のWさん夫妻の証しと報告会がありました。この6年間、島根県にある高校で、事務長、寮監を務めてこられたお二人、この日は、プロジェクターで写真を示しながら、現地での日々を振り返って、お話を聞かせて下さいました。
お二人が勤めていらした学校は、豊かな自然環境に囲まれた少人数・全寮制・男女共学の全日制普通科高校で、聖書に基づく全人教育を行っています。生徒たちは、炊事・洗濯をはじめとする生活の基本的な作業を自分たちでおこないながら学校生活を送り、朝・夕には、朝拝や夕会といったキリスト教的な集会を持っているとのこと。さらに農業、養鶏など、様々な作業もおこなうそうです。都会の高校生活とはひと味もふた味も違う環境は、学生たちに自分自身を見つめる機会を与え、人生の大きな糧になっているようです。
Wさん夫妻は、この学校でのお仕事を引き受けることを「自分たちにできるだろうか」と、初めはためらわれたそうですが、「たくさんの出会いが与えられ、祈りに支えられた、恵みの時だった」とおっしゃっていました。聖書には、アキラとプリスキラという、福音宣教で素晴らしい働きをした夫婦についての記述があります。山あいの学び舎でたくさんの若い魂の成長を見守ったWさん夫妻の姿が、彼らと重なるような思いがしました。
●ホームページ担当 水林 京子
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