栗ヶ沢バプテスト教会発行
Vol. 16 2018年6月号
皆さま、こんにちは。
わたしたち栗ヶ沢バプテスト教会では、毎年6月に地域の皆様とご一緒に初夏の音楽礼拝を行っています。この礼拝は、牧師による聖書からのメッセージの他に、現在プロの音楽家として活躍中の教会員たちが、クラッシック音楽を演奏し、賛美歌を歌うことを通してイエス・キリストの深い愛を分かち合いたいと願ってささげられる特別礼拝です。
「わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。」(ヨハネの手紙一 4章10節)
16世紀にカトリックの宣教師が日本に来た時、愛に相当する言葉は「ご大切に」と翻訳されたそうです。神は、イエスを十字架にかけるほどにわたしたち一人ひとりのいのちを大切に思ってくださっているということです。こんにち、わたしたちの周りには愛という言葉が氾濫しています。が、それは大好きという意味で使われていることがほとんどでしょう。自己本位の愛はもろいものです。しかし、神がイエスを通してあらわしてくださった愛は、変わることのない真の愛です。
いまの時代、何かと忙しい世の中で心を亡くしてしまいそうになり、悩みや疲れをおぼえることの多いわたしたちです。失敗や挫折に落ち込んだり、人との関係性が希薄な時代にあって孤独に悩んだり…。命の価値に優劣がつけられ、いじめや暴力に苦しむ人の現実に心が痛みます。この時代、この社会で、わたしたちはどう生きていったらよいのでしょうか。この問いについて聖書から聴き、ご一緒に考えませんか。
6月3日、日曜日の礼拝のひと時に、豊かな音楽と聖書の言葉にいやされ励まされることを願いつつ音楽礼拝のご案内をいたします。教会員一同、皆様のお越しを心よりお待ちしています。
牧師 村上 千代
栗ヶ沢バプテスト教会発行
Vol. 15 2018年4月号
「新しいいのちに生きる」
皆さま、こんにちは。はじめまして。
私は、この4月より栗ヶ沢バプテスト教会の牧師として働かせていただくことになりました村上千代と申します。これからこの地域の方々とどのような出会いがあるのかを今からたのしみにしているところです。よろしくお願いいたします。
2018年は、年度の始まりの4月1日がイースター(復活祭)にあたります。イエス様の誕生を祝うクリスマスは毎年12月25日で固定祝日ですが、イースターは毎年日にちが移動します。それはなぜ?と思う方、村上までお問い合わせください。
最近、商業的なイベントのひとつとして「イースター」という言葉が街で聞かれるようになりました。しかし、本来イースターは、人間の罪によって十字架で殺されたイエス様が、神によって復活させられたことを祝う、キリスト教会にとってとても重要な日なのです。
イエス様は、人々の痛み、苦しみに寄り添い、当時「罪人」とレッテルを貼られ、共同体で疎外されている孤独な人々の友となって歩まれました。それゆえに宗教指導者からの反感を買って十字架につけられたのです。不条理としか言いようのない死でした。しかし、十字架で死んだイエスを神が復活させたというイースターのメッセージは、死が終わりではないこと、復活の力によって新しい命に生きる者へと逆転させられる希望を示しています。
4月1日のイースター礼拝では、マルコによる福音書からメッセージを取り次がせていただきます。
「さあ、行って、弟子たちとペトロに告げなさい。『あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる』と。」(マルコ16:7)
この言葉は何を語っているのでしょうか。ご一緒に聖書から聴いていきましょう。
教会は地域の皆様に開かれている場ですので、どうぞ気兼ねなくいらしてください。歓迎いたします。
なお、教会は皆様と一緒に聖書を読み、神様から生きる勇気と励ましをいただいて共に歩んでいきたいと願っています。イースターに限らず、教会のプログラムにどうぞお気軽にご参加ください。お待ちしています。
祝福を祈りつつ。
村上 千代
1949年、栃木県日光市(旧 今市市)に生まれる。東京下町、準大手の学習塾で講師として20年勤務。50歳のとき、召命・献身。西南学院大神学部編入学・卒業。新潟栄光(現、主の港)・室蘭・逗子第一の各教会にて牧師として奉仕。今年4月より牧師奉仕を一旦中断し、充電中。今、読書三昧の楽しい毎日。愛唱聖句「一粒の麦」(ヨハネ12:24)。趣味は、読書・家庭菜園。家族は、妻、子ども2人・孫娘1人。