栗ヶ沢バプテスト教会発行 Good News しらかば
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2019年12月号 |
〒270-0021 松戸市小金原 2-1-12 |
クリスマスおめでとうございます!
クリスマスは、救い主イエス・キリストの誕生をお祝いする日です。イエスの生まれた場所は、家畜小屋でした。身重のマリアとその夫ヨセフが、旅の途中に泊まる場所を探しましたが、二人を泊めてくれるところがどこにもなかったからです。二人は町の人々に受け入れられず、やっと与えられた場所が家畜小屋だったのです。イエスは汚れや臭いのある暗い場所で生まれ、ふかふかの布団の上ではなく、飼い葉桶の中に寝かされていました。救い主は、最も小さな存在である赤ちゃんとして、貧しさの中に生まれました。そしてイエス誕生のうれしい知らせが最初に告げられたのは、当時、最も身分が低いと蔑まれていた羊飼いたちだったのです。羊飼いたちは、貧しさゆえに野宿しながら、危険を伴いながら、人々が寝静まった夜中も働かなければなりませんでした。
「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」(ルカ2:14)
天使たちは羊飼いたちにこの賛美を歌います。聖書が語る平和は、戦争のない状態だけをいうのではありません。神につくられた一人ひとりが、その人がその人として、自由に安心して生きることができる状態をも意味します。天使たちは、救い主誕生の大きな喜びは、民全体に与えられていることを告げます。中でも、弱い立場にあり、排除され、差別され、貧しさの中にある羊飼いたちを「神の御心に適う人」と言って、キリストの平和はそこにこそ届けられると告げるのです。こんにちにおける「羊飼い」は、わたしたちが見ようとしない限り見えないところに存在します。クリスマスを祝うとき、その存在に心を向けたいと思います。
クリスマスの出来事は、わたしたちの苦しみ、悲しみ、悩み、孤独の中にこそ救い主が生まれてくださること、そして、「神はわれわれと共にいる」という神の約束を知らせてくれます。そのことに信頼して歩むとき、わたしたちに生きる希望と勇気が与えられるのです。クリスマスを一緒に祝いましょう。クリスマスの喜びが、皆さまと共に豊かにありますように。
牧師 村上千代
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