礼拝説教「朽ちないものへの復活」 コリントの信徒への手紙一(1 Corinthians) 15:42-47
週報巻頭言「朽ちないものへの復活」
イエス・キリストが十字架につけられて息を引き取ったのは金曜日の午後3時頃のことでした。次の日は土曜日でユダヤの安息日になります。十字架上で刑死した犯罪人の遺体は、その日のうちに降ろす決まりになっていました。こうしてイエスの遺体は、アリマタヤのヨセフによって、彼の園の墓に納められました。
週の初めの日、マグダラのマリアがイエスの墓に行くと、墓を塞いでいた石が取り除けられ、わきに転がっているのを見ました。墓の中をのぞくと中は空っぽで、イエスの遺体がなくなっていたのです。そこに白い衣を着た天使が現れてマリアに言います。「なぜ、生きておられる方を死者の中に探すのか。」「あの方はここにはおられない。復活なさったのだ」と。
イエスは死人のままで墓に留まるということをなさいませんでした。むしろ、墓を打ち破り、甦られて弟子たちの前に姿を現わされたのです。それは、かつてのような肉の体ではなく、霊の体による復活です。本日はパウロの手紙から、復活の意味について考えます。
●4月20日 イースター礼拝 週報巻頭言 牧師 木村一充
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