いつからでも、どこからでも

投稿日時 2011-03-06 16:55:27 | カテゴリ: メッセージ

                  いつからでも、どこからでも
 聖書テキスト マタイ福音書8:5−13 
 福音書記者マタイの報告によると、山上での説教を終え、山を降りてからの主イエスは次々に癒しの業をおこなわれます。「重い皮膚病の人」「ローマ軍百人隊長」「ペトロの姑」「ガダラ人の男」「中風の人」などです。それらはすべて、ユダヤ人が設けてきた「救われし者の枠組み」から排除された人たちでした。
 主イエスの癒しは、単なる治療としての奇跡でなく、深い交わりと関わりを通した回復(恢復)であり、解放としての奇跡でした。そしてそれは「枠組み」を超えて、神の国の広がりを示すものでした。ユダヤ人も異邦人も、金持ちも貧者も、エリートも「地の民」も、「健常者」も「障害者」も、主イエスの交わりに招かれます。欺瞞の着物ははぎ取られ、憐れみの着物を着せられ、壊れた関係と断たれた交わりを癒されて、神の新しい民とされていくのです。
 その中から、今朝はローマ軍の百人隊長と主イエスの出会いを見つめます。社会体制の中で縛られてきた一人の壮年が自分の「枠組み」の中から、懸命に手を伸ばし、主イエスの力をもらおうとした姿に、心撃たれるのです。                   ●3月6日週報巻頭言 吉高 叶 





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