礼拝説教「神に従う人」 詩編(Psalms) 1:1-6
週報巻頭言「神に従う人」
本日の聖書箇所である詩編第1編で、詩人は「いかに幸いなことか」と語り、幸福な人生を歩む人が、どのような人であるかを語ってゆきます。それは、「神に逆らう者の計らいに従わない人」、「罪ある者の道に留まらない人」、そして「傲慢な者と共に座らない人」だと言います。これら3つの否定形によって人生の歩みを方向付けられた人の人生こそが幸いだと、詩人は言うのです。
2節では、これら3つの否定形に対抗するかのように、幸いな人を条件付ける2つの肯定形が語られます。それは「主の教えを愛する」人であり、その教えを「昼も夜も口ずさむ」人であると言われます。「主の教え」と訳される「教え」には「トーラー」というヘブル語が使われています。これは、ほかの箇所で「律法」と訳されている言葉です。人生の歩みの中で、時にどの方向に進むべきかを迷い悩む時があります。そのような時に、神の戒めに従いこれを人生の羅針盤として進む人の人生を神さまは祝福してくださるというのです。
長く信仰生活を歩んできた人はこの言葉を「アーメン」と実感できるのではないでしょうか。本日は、ここから御言葉(みことば)を分かち合います。
●11月17日 週報巻頭言 牧師 木村一充
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