礼拝説教「イエス・キリストの名によって」 使徒言行録(Acts) 3:1-10
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週報巻頭言「イエス・キリストの名により」
本日の聖書箇所である使徒言行録3章には、ペンテコステの日から、数日後に起きたエルサレム神殿での出来事が、たいへん印象的に記されています。
ペトロとヨハネが、午後3時の祈りの時間に合わせて、神殿に上っていきました。すると、生れながら足の不自由な男がそこに運ばれてきました。彼は、毎日この時間に合わせて、「美しい門」の前に置いてもらっていた、と聖書は記します。「運ばれる」とか「置く」という表現から分かることは、この男が一人の人間としてではなく、あたかもモノであるかのように扱われていたということです。
彼は、ペトロとヨハネが境内に入ろうとするのを見て、施しを乞いました。しかし、ペトロは答えて言います。「わたしには金や銀はない」これを聞いて、物乞いはがっかりしたことでしょう。しかし、その次にペトロが放った言葉、それが次の言葉でした。「しかし、わたしが持っているものをあげよう。ナザレの人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」そして、彼の右手を取って立ち上がらせたのでした。本日は、この出来事から、神のメッセージを読み取ってゆきます。
●9月8日 週報巻頭言 牧師 木村一充
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