礼拝説教「主にあって強くなりなさい」 エフェソの信徒への手紙(Ephesians) 6:10-18
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週報巻頭言「主にあって強くなりなさい」
エフェソの教会は、使徒パウロが第2回伝道旅行の最後の訪問先である小アジアの首都エフェソで、開拓伝道によって立てた教会です。パウロは、この地に2年にわたって滞在し、ここでキリストの福音を宣べ伝えました。結果的に、パウロが訪れたギリシャの諸都市のうち、このエフェソでの滞在期間がもっとも長期になりました。この手紙は、パウロがエフェソを離れた後、さまざまな試練にさらされた同教会の信徒たちに書き送った手紙です。
パウロは、この手紙の最後で「主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。」(6章10節)と述べます。神の武具を身に着け、霊の戦い(信仰の戦い)に勝利せよ、というのです。具体的には、真理を帯とし、正義の胸当てを着け、平和の履物、信仰の盾、救いの兜(かぶと)を身に着け、戦いの前線に出て行きなさい、といいます。
わたしたちは、日々の生活で常に罪の誘惑にさらされ、さまざまな「世の力」による脅かしを受けています。そのような誘惑に立ち向かい勝利するために、目を覚まして根気強く祈りつづけるよう、パウロは勧告するのです。
●8月25日 週報巻頭言 牧師 木村一充
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