礼拝説教「神の威光を仰ぐ」 詩編(Psalms) 8:1-10
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週報巻頭言「神の威光を仰ぐ」
本日の箇所である詩編8編は、主日礼拝における交読文(交読文3)にも採用されているたいへんよく知られた詩です。この詩編は、創造者としての神の威光が、大空の月や星に顕著に表れていることを歌いつつ、同時に地上の小さく弱い存在である人間を通して、さらに強くご自身の力と知恵を表しておられることを、驚嘆の思いをもって表現している詩編です。
「御手によって造られたものをすべて治めるように/その足元に置かれました。」という7節の詩文に表されている内容は、地上において神の代行者とされた人間の持つ特権と、その責任の大きさを告白するものです。しかし、残念ながら、詩人はそのような重責を担うべき人間が、堕落してしまい、創造時の栄光を失ってしまっていることを認識しています。
だからこそ、神の恵みと力によって本来あるべき人間の本性が回復され、神への信仰を新たに持つことによって、その職務を正しく担うことができる者になるように、という願いが、この詩には込められているのです。本日は、この詩編8編から響いてくる神さまのメッセージに耳を傾けることにします。
●7月21日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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