礼拝説教「赦されて生きる」 ルカによる福音書(Luke) 7:36-43
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週報巻頭言「赦されて生きる」
本日のルカによる福音書の7章では、イエスがあるファリサイ派の人から、食事に 招かれ家にいる時、一人の罪深い女がその家に入ってきたことが記されています。
彼女は、後ろからイエスの足元に近づくと、持っていた石膏の壺から香油をイエスの足に注ぎかけたというのです。このようなフォーマルな食事の席で、彼女のとった行動は、ほとんど非常識とも言うべき振舞いでした。
これを見たファリサイ派の一人が「この人がもし預言者なら、自分に触れている女がどのような人か分かるはずだ。罪深い女なのに」と言って、イエスを責めました。
しかし、この言葉を耳にしたイエスはあるたとえを語られます。ある金貸しが二人の男に、それぞれ500デナリ、50デナリを 貸した。ところが、二人とも金が返せなくなったため金貸しは両方の借金を帳消しにしてやった。この二人のうち、どちらがより多く、この金貸しを愛するだろうかと。当然ながら、ファリサイ派の男は「500デナリ」を借りた方だと答えました。イエスはその通りだと言われます。このたとえで主は何を語ろうとされているのか。本日はこのことを共に考えます。
●7月14日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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