礼拝説教「神の言葉を聞く」 テサロニケの信徒への手紙一(Thess.I) 2:13
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週報巻頭言「神の言葉を聞く」
テサロニケの教会は、パウロの一行が第2回伝道旅行でギリシャに行ったとき、フィリピの次に訪問した町、テサロニケで立ち上げた教会です。テサロニケは、マケドニア(ギリシャ北部の地名)地方ではアテネの次に大きな町でした。
しかし、この町でパウロが福音を宣べ伝えた期間は、わずか3週間程度だったことが使徒言行録17章から読み取れます。パウロは、その後べレア、アテネと伝道の旅を続けたのでした。そのように極めて短い期間であったにもかかわらず、テサロニケ教会の信徒たちは、マケドニア地方の教会の中で、信仰者の模範となるような従順さをもって、パウロに倣う者となったことが、本日の手紙の中に記されています。(テサロニケの信徒への手紙一1:7)
彼らは、パウロが語った宣教の言葉を文字通り「神の言葉」として受け入れたというのです。み言葉が「あなたがたの中に現に働いている」とは、どういうことか。本日は、この事の意味をパウロのテサロニケ教会に宛てた手紙を読むことで、共に考えてみたいと思います。
●5月5日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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