礼拝説教「モーセの十戒」 出エジプト記(Exodus) 20:1-7
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週報巻頭言「モーセの十戒」
出エジプトを経験したイスラエルの民はエジプトの国を出てから三ヶ月目に、シナイの荒野に着きました。主なる神はそこでモーセに次のように語りかけられます。「今、もしわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るならば/ あなたたちはすべての民の間にあって/ わたしの宝となる」(出エジプト記19:5)
こうして、主なる神がシナイ山においてモーセに授けられた契約の冒頭部分が「モーセの十戒」でありました。これは、主なる神がイスラエルの民を特別に選び、愛されたことのしるしとして授けられた掟(律法)です。この律法を守ることで、主なる神はイスラエルの民をご自分の民として愛し、守ろうとされたのです。
あらゆる掟(律法)には「命令」としての側面と、それによって与えられる利益すなわち「恵み」としての側面があります。わが国の「道路交通法」もそうですが、それを守ることで、運転者の安全が担保されるのです。モーセの十戒の果たした役割に注意しつつ、本日はその十戒の前半部分より、神の言葉に耳を傾けます。
●4月21日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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