礼拝説教「主イエスの御手」 マルコによる福音書(Mark) 5:25-34
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週報巻頭言「主イエスの御手」
本日の聖書箇所であるマルコによる福音書5章25節以下には、12年間もの間、出血で苦しんでいた一人の女性の物語が書かれています。彼女の病気との戦いは、まさに気の毒としか言いようのないものでした。「多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、全財産を使い果たしても何の役にも立たず、ますます悪くなるだけであった」と福音書記者マルコは書くのです。
この女がイエスのうわさを聞いて、群衆の中にまぎれ込み、後ろからイエスの服に触れました。それは、イエスの衣の裾にさわることで病気を癒していただけると思ったからです。当時のユダヤでは、病人が尊いお方の体の一部にでも触れることができれば、その病は癒されるという言い伝えがあったのです。
するとどうでしょうか。出血がすぐに止まって病気が癒されたことを体に感じたとあります。イエスは自分の内から力が出て行ったことに気付いて、こう言われました。「わたしの服に触れたのはだれか?」と。本日は、この箇所からみ言葉に耳を傾けます。
●4月14日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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