礼拝説教「主の恵みの年」ルカによる福音書(Luke) 4:16-24
★この説教の文字原稿と動画の掲載は終了しました。
週報巻頭言「主の恵みの年」
新しい年2024年の歩みがスタートしましたが、元日の午後に石川県の能登半島北部を震源地とする大地震が発生、また翌2日には羽田空港で航空機同士の衝突事故が起きるなど、今年は年明け早々から波乱の幕開けとなりました。とくに、地震の被害にあわれた皆さまが、一日も早く平穏な日常生活を取り戻す日が来るようお祈りいたします。
本日の聖書であるルカ福音書の4章では、イエスが荒野での誘惑を退けた後、故郷のナザレで、安息日にユダヤの会堂を訪れた時のことが書かれています。イエスはこの会堂で巻物になっていたイザヤ書を朗読されました。イザヤ書61章の冒頭に書かれている聖書の言葉は次の通りです。「主はわたしに油を注ぎ、主なる神の霊がわたしをとらえた。わたしを遣わして貧しい人に良い知らせを伝えさせるために…」
主が恵みをお与えになる年、嘆いている人を主は慰められると、イザヤは預言するのです。「この聖書の言葉は、今日あなたがたが耳にしたとき、実現した!」イエスのこの説教を耳にしたとき、ナザレの人々はみな驚きました。子どものころから知っているイエスからは想像もできなかった説教だったためです。本日はこの箇所から新年のみ言葉を聞きます。
●1月7日 主日礼拝 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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