礼拝説教「イエスの系図」 マタイによる福音書(Matthew) 1:1-17
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週報巻頭言「イエスの系図」
マタイによる福音書1章には、3つの段階から成るイエス・キリストの系図が書き記されています。それによると、第1ステージはアブラハムからダビデまでの14代、第2ステージがダビデの子ソロモンからバビロン捕囚までの14代、そして最後の第3ステージが、バビロン捕囚後からマリアの夫ヨセフまでの14代であると報告されています。
第1ステージであるアブラハムの時代からダビデの時代までの期間が少なくとも1000年程度あると見られるのに対し、第2ステージの期間は400年程度であり(ダビデからバビロン捕囚までの期間)、その間の世代数、つまり後継ぎの人数が同じというのはいかにも不自然です。実はこの14という数字には、マタイの特別な意図が反映されているのです。
ところで、この系図の中には4人の女性の名前が書き記されています。通常ユダヤの系図に女性の名前が記入されることはありません(ルカ3章を参照)。なぜマタイは4人を入れたのでしょうか。本日は、この女性たちに光を当てながら、イエス・キリストの系図に込められている意味を探りつつ、クリスマスのメッセージに耳を傾けたいと思います。
●12月17日 大人と子どものアドベント合同礼拝 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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