礼拝説教「永遠の命を受けるには」マルコによる福音書(Mark) 10:17-22
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週報巻頭言「永遠の命を受けるには?」
マルコによる福音書10章では、永遠の命を受けるために何をすればよいかという問いの答えを求めて、「ある人」がイエスのもとに来たことが記されています。この人は、文中では「彼」と表現されていて、男性であるかのような記述になっていますが、文法上は性別を確定することはできません。ただ、共観福音書のほかの並行記事によると、マタイでは「金持ちの青年」、ルカでは「役人」として描かれており、男性であったと考えられています。いずれにせよ、この人は真剣に救いを求めていた「求道者」でした。
イエスは、これに答えて十戒の教えを説いて聞かせました。神がシナイ山でモーセに与えた石の板のうち、二枚目の板に書かれていた第5戒以下の掟です。これを聞いて彼は答えます。「先生、そういうことはみな、子どもの時から守ってきました」と。すると、イエスは続けて言います。「あなたに欠けているものが一つある」と。そこでイエスが述べた「持っているものを売り払い、貧しい人に施しなさい」とは、どういう意味でしょうか。この朝は、そこに焦点を当ててみ言葉から聞きます。
●10月29日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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