礼拝説教「癒された10人」" 10 Healed Men" ルカによる福音書(Luke) 17:11〜19
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週報巻頭言「癒された10人」
本日の聖書箇所であるルカによる福音書17章11節以下では、思い皮膚病を患っていた10人の人を、主イエスが癒された物語が記されています。この物語は、4つの福音書の中でルカによる福音書だけに登場する奇跡物語であり、ここでは「癒し」と「救い」の関係、同時に両者の意味の違いが見事に表現されています。
イエスの一行がエルサレムへ上る途中のことでした。彼らが、サマリヤとガリラヤの間を通過する途中、ある村に入ると、そこで思い皮膚病を患っている10人の人が来てイエスを出迎えたというのです。おそらく、この村はこのような皮膚病患者が隔離されて暮らす居住区で、特別な部落であったと思われます。
「イエスさま、先生、どうかわたしたちを憐れんでください」この願い求めに主イエスはお応えになりました。そこで、祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われます。それは、律法が定める癒しの手続きでした。彼らがそこへ行く途中、10人全員が癒されたというのです。しかし、そのことに気が付いて、神を賛美しながらイエスのもとに帰って来た人は、ただ一人でした。本日は、この箇所からみ言葉に聞きます。
●8月27日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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