礼拝説教「希望・それは新たなる力」 イザヤ書 40:28-31
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週報巻頭言「希望・それは新たなる力」
ギリシャ神話の一つに「パンドラの箱」として知られる大変印象的な物語があります。プロメテウスが天界から火を盗んだことをゼウス(至上神)は怒ります。そこで、ゼウスは彼の弟エピメテウスに、怒りのしるしとして美しい女性であるパンドラ(すべての贈り物、の意)を送りました。彼女の美貌に魅せられたエピメテウスはパンドラと結婚します。ところが、彼女は「絶対に開けてはいけない」と言われていた箱を持参していました。その箱を彼女は開けてしまうのです。そこには、地上のあらゆる「悪」が詰め込まれていたのでした。それが、世界中に飛散してしまったという話です。
ところが、その箱の片隅から、なおか細い声が聞こえてきたといいます。それは「おーい、僕もここから出してくれよ」という声でした。その発声者が「希望」だったというのです。
本日はイザヤ書40章から、第2イザヤの預言の言葉を聞きます。バビロン捕囚の末期に登場したこの無名の預言者は、イスラエルの民に、捕囚からの解放と祖国への帰還を告げ知らせました。苦難の50年間は終わり、新たな歩みへの希望が与えられることを預言したのです。
●8月20日 週報巻頭言 教会員 H.T.
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