愛を知る喜び
聖書・コヘレトの言葉には「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。」と記されています。創造主(神)を知るということは、自分の生命の価値を知るということ、生まれてきた意義を知るということと直結していくことだと思います。人は、多感な青春の日々に、自分の価値、位置、人生の意義について悩み、苦しみます。苦悩しながら自己を確立し、自立していくのだと思います。その確立・自立に向かう苦悩・葛藤の時にこそ、心に留めるべきもの、それが神の存在です。しかも、この創造主なる神の愛の想いを知ることこそが、確立・自立を豊かに支えてくれます。
私たちは、常に礼拝で、教会で、神を知る喜び、愛を知る喜びをわかちあうと共に、世代を超えて伝え合っていきたいものです。
「あなたがたがすべての聖なる者たちと共に、キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解し、人の知識をはるかに超えた神の愛を知るようになり、そしてついには、神の満ちあふれる豊かさのすべてにあずかり、それによって満たされるように。」エフェソの信徒への手紙3:18-19
牧師 吉高 叶(10月25日巻頭言より)
|