礼拝説教「味わい見よ、主の恵み」 詩編 34:2-11
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週報巻頭言「味わい見よ、主の恵み」
本日の聖書箇所である詩編34編は、全部で23節から成り立っていますが、詳しく見ると、2節から23節までヘブライ語のアルファベットである22文字がそれぞれの文章の文頭に用いられていて、わが国でいう「いろは歌」とも言うべき構成になっています。その点で、この詩編はかなり考え抜いて書かれた詩、文学的な技巧が施された詩であると言えるでしょう。
詩人は自分自身のことを「貧しい人」ととらえ、それは身分においてもそうであったが、それ以上に、魂において貧しく低い人であったことが明らかにされています(3、7節)。その上で、7、8節にあるように「この貧しい人が呼び求める声を主は聞き、苦難から常に救ってくださった。主の使いは…主を畏れる人を守り助けてくださった」と、告白するのです。
信仰を持てば、人は困難な試練から、また災難から免れることができるというようなものではありません。たとえ困難や試練に遭おうとも、主が必ずそこから助け出してくださる、と詩人は言うのです。主への確かな信頼と感謝、そのことを本日の聖書から学びたいと思います。
●2月26日 週報巻頭言 牧師 木村 一充
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